コミュニティホスピタリスト@奈良 

市立奈良病院総合診療科の森川暢が管理しているブログです。GIMと家庭医療を融合させ、地域医療に貢献するコミュニティホスピタリストを目指しています!!!

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Evernoteを使った文献管理

文献の管理を皆様、どうしていますか?? Medeleyは文献引用機能もあり無料であり、お勧めのようですが、自分はEvernoteのヘビーユーザーなのでEvernoteで管理したい気がします。 Drop boxも良いのですが、ブログに記載されている文献のサマリーをまとめたり…

動脈血液ガス採血に対するアイスパックの効果

Randomized controlled trial of cryoanalgesia (ice bag) to reduce pain associated with arterial puncture. - PubMed - NCBI P:18歳以上の成人で 外来で予定の血液ガスを受けに来た患者。 レイノー、CREST症候群がある人は除外 I:アイスパックで3分…

フェブキスタットの心血管リスク上昇について

以前、ブログに書きましたが。。 jyoutoubyouinsougounaika.hatenablog.com フェブキスタットはアロプリノールに比べて心血管リスクを上昇させる可能性があります。 今回、FDAからフェブキスタットはアロプリノールに比べて死亡リスクを上昇させるので使…

医学生・若手医師のための 誰も教えてくれなかったおカネの話

気になったので読んでみました。 面白かったので、一気に読み通してしまいました! マネーリテラシーが低い医師が多すぎという筆者の主張は、本当にその通りです。 医者は金遣いが荒いというのも、本当にそうで私自身もそれは当てはまるのだと思います。医学…

総合診療 2019年2月号を読みました!!

今回は、高岸先生の特集。 特集のポイントが非常に素晴らしく感服しました。 内容も、とても勉強になりました。 ジフェンヒドラミン中毒やカフェイン中毒は、後期研修医時代に見たことがあったなと懐かしくなりました。 ジフェンヒドラミン中毒の眼球クロー…

KTバランスチャートWS @東京城東病院 !

口から食べる幸せを守る会 - KTSM 口から食べる幸せを守る会 KTSMから金先生をお招きしてWSを開催しました。 医学書院/週刊医学界新聞(第3147号 2015年10月26日) http://www.igaku-shoin.co.jp/prd/03224/KTchart_2e_ver2.pdf 上記のバランスチャート…

フレーム法のポスター発表

先日の日本病院総合診療学会でフレーム法の発表をさせて頂きました。 フレーム法は以前も紹介したように、主訴別にフレームワークをあらかじめ作成しておいて、それに基づいて臨床推論をする方法になります。 VINDICATEなどの網羅的なフレームワー…

日本病院総合診療学会@沖縄 2019 に参加して。。

日本病院総合診療学会に参加してきました。 2月16日の午前中は平島先生、志水先生のフィジカルライブ中継に参加しました。 途中で若手部会の会合があったので退出しましたが、非常に興味深い内容でした。 平島先生や志水先生のような一流の医師がどのように…

読書感想文 不機嫌は罪である

とある先生に、たまたまお勧めしていただきました! 非常に共感できる内容で、今までの自分を振り返り恥ずかしくなりました。 確かに、不機嫌だったかもしれないです。。 上機嫌を保つために呼吸や体操などの体の在り方を意識し、こころの在り方も上機嫌であ…

ただいま診断中セミナー 岡山

岡山大学GIMセンターの片岡先生と宇野様および中四国若手医師フェデレーションの原田先生をはじめとした皆様のご招待で、ただいま診断中セミナー@岡山に参加しました! 敬愛する坂本先生と御一緒しました。 〇坂本先生の肺炎の講義 病歴、バイタルサイン…

総合診療の未来は明るい 第14回若手医師のための家庭医療学冬期セミナー 所感

今年の冬期セミナーも本当に盛り上がりました! 私も、若い先生方から元気を頂きました。 総合診療には専門性がないとよく言われますが、決してそんなことはないと考えます。 例えば、家庭医療学の専門性は分かりにくいだけで、実在すると思います。 マルチ…

リハビリコラボ 嚥下WS @冬期セミナー

〇総論 誤嚥性肺炎をおこす3大要因 ①嚥下障害 ②防除因子の低下 ③細菌の増加 30度ギャッチアップが常に誤嚥しにくいわけではない 30度ギャッチアップでは覚醒が下がる 反応、声、喉頭挙上、呼吸状態、舌萎縮、口腔衛生を評価する 細菌を誤嚥しないためにも口…

緩和ケアセミナー飯塚 @冬期セミナー2019

飯塚病院の緩和ケアの皆様のセッションに参加しました。 とても勉強になりました! 元々、緩和ケアは癌というイメージがあった。 しかし、癌でなくても死を迎える。 誤嚥性肺炎を繰り返す、心不全で繰り返す、間質性肺炎終末期など 緩和ケアも総合内科の延長…

私は総合診療医です @冬期セミナー  診療所編

玉野井先生 @山口 夢は海に関わること。それには地域医療が大切。 大学では理解してもらえなかった。専門医を取れと言われた。 でも、それでは住人に貢献できない? 白石先生がロールモデル 地域医療を実践 同世代の若い多職種(セラピスト、看護師)とのチー…

私は総合診療医です @冬期セミナー  病院編

天野先生 奈良で働く総合診療医 患者さん、地域のニーズが大切。 〇COPD 80歳 CGA,栄養、リハビリ、健康増進 医学の枠を超えてニーズにこたえる。 〇いつもの頭痛 ⇒解釈モデル 〇長引く風邪 ⇒成人Still ちゃんと診ると患者さんが来る 総合診療医が…

プライマリ・ケア連合学会 若手病院総合医チーム主催 病院総合医必読文献top5 @冬セミナー

先日は、プライマリ・ケア連合学会 若手病院総合医チーム主催 病院総合医必読文献top5 @冬セミナーを行いました! 〇酸素投与の害 原田先生 必要最低限の酸素投与でよいという流れ STEMI,COPD,脳卒中 Lancet 2018 391 1693-1705 https://www.thel…

単純性腹水を有する肝硬変患者への長期間のアルブミン投与は予後を改善する

Long-term albumin administration in decompensated cirrhosis (ANSWER): an open-label randomised trial. - PubMed - NCBI P Inclusion 単純性腹水がある肝硬変患者(200mg以上の抗アルドステロン薬、25mg以上のフロセミドで治療) Exclusion 難治性の腹水…

読書感想 ひきこもりはなぜ「治る」のか?―精神分析的アプローチ

生きづらい時代なのだと思う。 非常に得るところが大きい本だった。 引きこもりをしたら、仕事をするように叱咤激励したくなるがそれは、逆効果であるというのは非常に勉強になった。 また引きこもりの青年は一見、プライドが高そうに見えるが、それは自信の…

コミュニティホスピタリストモデルの確立 

今日、帰り道で考えていました。 日本版のホスピタリストは、小~中規模病院で生きるモデルなのだと思います。 日本の少子高齢化は待ったなしで、特に高齢者のケアを効率よく行うことが求められています。 これは、米国のホスピタリストの現状とはまた違う日…

日本版ホスピタリスト宣言2019 JANAMEF 30周年記念会に参加しました。

JANAMEF 30周年記念会 – 公益財団法人 日米医学医療交流財団 JANAMEFの30周年記念会に参加しました。 小池東京都知事や、小泉進次郎衆議院議員もご挨拶をされていて、ホスピタリストへの期待をおっしゃっていただいたことは嬉しかったです。 〇黒川先生の講…

全日病総合医育成プログラムで、リハビリWSに講師として参加しました!

診療実践コース一覧 研修内容 - 全日病総合医育成プログラム 全日病の総合医育成プログラムでリハビリWSの講師として参加してきました。 私は、誤嚥性肺炎の講師として参加しました。 参加者の方のレベルが高くこちらも刺激を頂きました。 ポジショニング…