コミュニティホスピタリスト@奈良 

市立奈良病院総合診療科の森川暢が管理しているブログです。GIMと家庭医療を融合させ、地域医療に貢献するコミュニティホスピタリストを目指しています!!!

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ビタミンB1欠乏  救急症例振り返り

本日は救急症例振り返りカンファでした。 最近、ビタミンB1欠乏で救急に来た症例が多かったため振り返りました。 なお、みんな高齢の男性でした。 アルコール多飲+眼振+歩行障害/転倒+乳酸値上昇⇒ビタミンB1欠乏 低栄養+偏食+意識障害+乳酸値上昇⇒ビタミンB1…

プロフェッショナリズムについて

本日はプロフェッショナリズムのレクチャーでした! 〇プロフェッショナリズムが重要な状況 ・陰性感情があっても診察をしないといけない ・休みの日に呼び出されたときに、病棟に任せるべきか プロフェッショナリズムの定義 プロフェッショナル:専門職集団…

救急勉強会 アナフィラキシーについて

アナフィラキシーの診断基準 Up to Date 1 皮膚、粘膜症状を伴う急性発症の症状で以下の1つ以上がある A 呼吸困難(例、呼吸困難、喘鳴-気管支痙攣、線条体、低酸素症) B BP *の低下または関連する末端器官機能障害の症状(例: 、低張、虚脱、失神、失禁)…

総合診療の行方と、感染症内科の過去の関係性

最近の総合診療の流れを診ていると、感染症内科の過去を思い出す。 僕も、一時期感染症内科を考えた時期もあったので、余計にそう思うのかもしれない。 旧来、日本では感染症診療は軽視されてきた。 誰でもできるとか、適当に抗菌薬をローテーションすればよ…

総合診療の行方と、感染症内科の過去の関係性

最近の総合診療の流れを診ていると、感染症内科の過去を思い出す。 僕も、一時期感染症内科を考えた時期もあったので、余計にそう思うのかもしれない。 旧来、日本では感染症診療は軽視されてきた。 誰でもできるとか、適当に抗菌薬をローテーションすればよ…

市立奈良病院総合診療科のホームページが完成しました!

市立奈良病院の総合診療科のホームページが完成しました! 私たちのモットーは「オーガニック系総診」です! オーガニックは2つの意味を念頭に置いています。 ①多様性 多様性に富んだ多種多様な診療(経験できます。 ある日は総合内科病棟でコモンな誤嚥性肺…

浸潤性子宮頸癌に対するHPVワクチンの効果

スウェーデン全国規模の登録で2006~17 年に経時的に登録された記録を用いたコホート研究 P 10~30 歳の女児・女性 E ワクチンを接種した郡 C 接種しなかった郡 O 浸潤性子宮頸癌 合計1,672,983 人の調査 追跡調査時の年齢,年,居住地,親の特性(学歴,世…

救急×緩和ケア

今度、勉強会で使用するため読んでみました 素晴らしい本ですね。 実際、総合診療医らしいER診療や急性期診療をやっているなと、自覚するときってほぼこの本に書いている内容なんですよね。 特に、急性期での看取りをどのようにするか。症状緩和をどうするか…

総合診療流のメンタルヘルスのアプローチ

内科で診る不定愁訴 | 國松淳和, 加藤 温 |本 | 通販 | Amazon https://www.amc1.jp/departments/diagnosis/naika/jhn/cq_191107.pdf コロナのせいにしてみよう。シャムズの話 | 國松 淳和 |本 | 通販 | Amazon

今後の医療のゆくえ

オーガニック系総診で働きませんか?

【オーガニック系総診】 本日、市立奈良総合診療科のキャッチコピーを、オーガニック系総診で行こう!とまとまりました。 自然体で、のびのびと。 そして、多様性に富んだ診療とメンバーという意味です。 臨床推論、内科診療、家庭医療、外来診療、緩和ケア…