2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧
腹痛のフレーム ・突然の激しい腹痛は,破れる・裂ける・詰まる・捻じれるという重篤な疾患を考える。 ・若年者であれば男性は精巣捻転、女性は子宮外妊娠、卵巣出血、卵巣腫瘍茎捻転をまず除外する必要がある。 ・重篤な腹痛を否定しつつ解剖学的に腹痛の鑑…
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1404393 Early versus On-Demand Nasoenteric Tube Feeding in Acute Pancreatitis オランダの19の専門施設において、 P:重症の急性膵炎で入院となった患者208例 除外 I:早期経腸栄養開始群(入院後24時間以内…
www.evernote.comma
www.evernote.com
www.evernote.com
Antibiotic-Therapy-vs-Appendectomy-for-Treatment-of-Uncomplicated-Acute-Appendicitis-The-APPAC-Randomized-Clinical-Trial.docx
www.evernote.com
高齢者のnon STEMIに対するPCIの効果
EFFECTS OF AN ANGIOTENSIN-CONVERTING–ENZYME INHIBITOR, RAMIPRIL, ON CARDIOVASCULAR EVENTS IN HIGH-RISK PATIENTS チェックシート http://caspjp.umin.ac.jp/caspjpe/page55/files/RCT21j.pdf A この試験の結果は信頼できるか ①その試験は焦点が明確な…
Serial 2-Point Ultrasonography Plus D-Dimer vs Whole-Leg Color-Coded Doppler Ultrasonography for Diagnosing Suspected Symptomatic Deep Vein Thrombosis JAMA. 2008;300(14):1653-1659 【読もうと思ったきっかけ】 ・技師さんが足全体を評価するのに…
先日は臨床推論カンファレンスでした! 咽頭痛の鑑別について!見逃してはいけない咽頭痛の鑑別を勉強しました!頸部側面のレントゲンの重要性を改めて認識しました! 咽頭痛など症状が強い割に扁桃・咽頭の所見が乏しい場合は急性喉頭蓋炎を考える! 以下ス…
先日は当院検査技師による喀痰GSのレクチャーでした! ○喀痰は口腔内常在細菌叢の存在がある事を前提とし鏡検する○外観評価と鏡検評価は重要である⇒特に外観で良質な痰かどうか、Geckler分類が重要!○喀痰採取前に抗菌薬の使用歴があった場合、起炎菌の発育…
マニュアルカンファの内容を一部共有します! 発熱のフレーム ・発熱の原因として感染症が占める割合は多いため,まずは感染症による発熱を考える. ・結核,髄膜炎,内分泌緊急疾患(特に甲状腺クリーゼ)を見逃さないように注意する. ○感染症のフレーム ・…
UK Prospective Diabetes Study (UKPDS) Group.: Effect of intensive blood-glucose control with metformin on complications in overweight patients with type 2 diabetes (UKPDS 34). Lancet 1998; 352: 854-865. A この試験の結果は信頼できるか ①その…
高齢男性のめまいで、体位変換時にのみ、眩暈と眼振が生じる。onset は Suddonで排便後立ち上がったら回転性眩暈が起こったと。既往歴は高血圧のみ。過去に喫煙歴あり vitalはstable明らかな巣症状はないが、つぎ脚歩行は出来ない。Dix hallpikeをすると両方…
先日のジャーナルクラブの内容を載せます!アリセプトのアルツハイマー型認知症への効果について。個人的にはアリセプトは、施設に入るか入らないかというグレーゾーンを伸ばすかもしれない薬という位置づけです。寝たきりや施設入所患者への効果は乏しい印…
ACP2016に参加してきました。 前チーフのセッションで面白い症例を経験したので共有します。 アルコール性慢性膵炎で、膵炎を繰り返している。 左片側性大量胸水あり。 腹痛なし、一時的に胸痛があった。 診断は? 胸水中アミラーゼが1万超え!! 膵性胸水が…
検査・診断 ・CRPが陰性でも化膿性関節炎は否定できないが,血沈は可能性を下げる根拠になりえる. CRP LR+1.6 LR-0.44 血沈 LR+1.3 LR-0.17 JAMA. 2007;297(13):1478-1488 ・関節液の白血球数と好中球分画は非常に有用であり,関節穿刺は必ず行うべきである…
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1506930NEJMの2016年の新しめの論文でした。 結果・・・ピオグリダゾンは、やっぱり使わないね という結論になりました。体重増加・骨粗鬆など見逃せない副作用も多く、複合エンドポイントで何とか良いアウトカ…