コミュニティホスピタリスト@奈良 

市立奈良病院総合診療科の森川暢が管理しているブログです。GIMと家庭医療を融合させ、地域医療に貢献するコミュニティホスピタリストを目指しています!!!

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

献本御礼 フレームワークで考える内科診断

田中先生から献本いただきました(COIあり) そもそも、なぜ私に献本いただいたかというと、拙書の総合内科ただいま診断中がきっかけです。 数年前の本ですが、意外にまだ学生さんが読んでくれていて嬉しいです。 同書で扱った概念が「フレーム法」で、フレ…

multimorbidityのレクチャー

本日は、市立奈良病院のレジデントデイでmultimorbidityのレクチャーをしました。 日本におけるmultimorbidityの総説としては以下が非常に優れています。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/generalist/42/4/42_213/_pdf/-char/ja この総説でも述べられ…

多剤併用する高齢者の降圧薬を中止したことによる血圧への影響

高齢者では特にフレイルになると降圧薬を中止することもあります。 ただ、実際に中止しても問題が無いのかというのはあまり調べられていません。 今回、高齢者を対象にしたRCTで降圧薬を中止することの影響を調べたRCTを読んでみました。 Effect of Antihype…

第2世代と第1世代のフルオロキノロンはアキレス腱断裂のリスク

もともと、キノロンとアキレス腱断裂のリスクは知られています。 今回、家庭医療のトップジャーナルであるAnnals of family medicineに日本から発信された論文を見つけたので少し読んでみました。 https://www.annfammed.org/content/19/3/212?fbclid=IwAR0U…

プライマリ・ケア医の質と急性期病院に直接受診するかどうかの検討

急性期病院の総合診療科に勤務していると、一定数、かかりつけ医がいるにもかかわらず直接、急性期病院の外来を受診される方がいる。 かかりつけ医は「薬を出すだけ」で何かあったら、急性期病院という方もいる。 一方で、かかりつけ医として信頼され、ゲー…

入院中のPCAMは在院日数と関連する

以下の論文です。 Validity and reliability of the Patient Centred Assessment Method for patient complexity and relationship with hospital length of stay: a prospective cohort study | BMJ Open 具体的には東京の小規模病院の急性期病棟における前…

プライマリ・ケアセッティングにおける日本における Patient Centred Assessment Methodの有用性

慈恵医大の先生方の論文を読みました。 とても重要ですね。 Patient Centred Assessment Method(PCAM)は複雑性を評価するツールです。 もともとは、慢性疾患モデルが生物学的問題に偏っていたので、心理社会的問題も含めて包括的に複雑性を評価する必要が…