Gノート 2020年12月 Vol.7 No.8 内科診療の幅がグンと広がる! ⼼療内科的アプローチ〜これって⼼⾝症?患者さんの“治す⼒"を引き出すミカタ
編集/大武陽一(伊丹せいふう病院 内科/堺市立総合医療センター 心療内科・緩和ケア科),森川 暢(市立奈良病院),酒井清裕(総合診療科,近畿大学医学部 内科学教室心療内科部門/近畿大学病院 がんセンター 緩和ケアセンター)
特集にあたって【酒井清裕,森川 暢】
心療内科のコト,誤解してないですか?【酒井清裕】
意外と知らない「心身症」 〜ストレス関連の身体疾患【山根 朗】
心理療法のキ・ホ・ン【山崎允宏】
心療内科における薬の使い方 〜プラセボを最大限に活かす【山田宇以】
コラム:家庭医が心療内科を学ぶと最強!【玉井友里子】
食べてないのに,データがよくならないんです!〈2型糖尿病〉【麻生千恵,波夛伴和】 会議の前は常にお腹が痛くなって下痢になるんです…〈過敏性腸症候群〉【佐藤康弘,福土 審】
これでもまだ太りすぎているんですよ!〈摂食障害〉【藤本晃嗣,田村奈穂】
この痛みさえよくなったら,なんだってできるんです!〈慢性疼痛〉【水野泰行】
心療内科医が実践する緩和ケア【松田能宣】
コラム:心療内科研修へのいざない【大武陽一】
今更ながら宣伝です。
昨年に心療内科の特集を出版しました。
心療内科のスキルは、総合診療医だけでなく、すべての内科医にとっても有用だと思います。
僕も、まだ勉強中ですが、以下のように解釈しています。
まずはBPSモデルが基本だと思います。詳細は以下を御覧ください。
jyoutoubyouinsougounaika.hatenablog.com
その上で精神的問題をより深堀りするのが心療内科的なアプローチですが、特に認知行動療法で考えるのがわかりやすいです。
精神的問題というときに想起しやすいのは鬱や不安などの感情の問題です
しかし、感情の問題のみならず、認知面や行動についてもアプローチし、認知の歪みや、不適切な行動を認識する必要があります。
特に行動はまずアプローチしやすいところなので、まずは症状を悪化させる行動を見出し、それを別の形にできるように考えます。
詳しく知りたい方は、ぜひ、本書をお読みください!