コミュニティホスピタリスト@奈良 

市立奈良病院総合診療科の森川暢が管理しているブログです。GIMと家庭医療を融合させ、地域医療に貢献するコミュニティホスピタリストを目指しています!!!

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

日本病院総合診療学会に参加など

この週末は日本病院総合診療学会に参加してきました! 旧知の方と親交を深めることが出来ました。 私は、『病院家庭医』についての発表を行いました。 内容を一部、公開します。 座長の先生からも、励ましの言葉を頂きました。 これを何とか形にしていきたい…

日本の病院総合診療のパラダイムシフト

皮膚筋炎、多発筋炎の抗体について

http://www.eiken.co.jp/modern_media/backnumber/pdf/2017_04/003.pdf 皮膚筋炎、多発筋炎の抗体について勉強 旧来はJo-1抗体のみであったが、Jo-1抗体を含むARSが保険適応になりました。 MDA5は重篤な間質性肺炎を起こすことで有名ですが、Mi-2,TIF1も保険…

SLEによる蛋白漏出性胃腸症について

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4260872/pdf/pone.0114684.pdf 目的:タンパク質漏出性胃腸症は(PLE)は、SLEの合併症だがしばしば誤診される。この調査では、 臨床的特徴、検査の特徴、診断的テスト、危険因子、治療、予後。について解説し…

急性期内科病棟×CGA

戸原先生 摂食・嚥下障害への対応

戸原先生の誤嚥性肺炎の御講演を拝聴しました。 戸原先生の総説があったので、まとめてみました。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/ajps/5/3/5_265/_article/-char/ja/ 戸原先生の御指摘として、一側性の脳血管障害で嚥下障害を発症することは稀とのこ…

冬期セミナー2020 若手病院総合医チーム 糖尿病のpros cons

プライマリケア連合学会、専門医部会若手医師部門、若手病院総合医チームの企画です。 SLGT2/GLP1を使うべきかについてpros とconsに分かれて若手病院総合医が発表しました。 長野先生がディベートをされていたので、その要素を取り入れているのだと感じま…

開口訓練の有用性について

目的:この研究の目的は、嚥下機能の改善において、舌骨上筋を標的とする開口運動の有効性を調べることである 被験者と方法:摂食中の咳や窒息などの嚥下障害に関連した症状のある21人の被験者(平均年齢74.0±5.7歳)が開口運動を行った。含まれた被験者はい…