KTバランスチャートWS @東京城東病院 !
口から食べる幸せを守る会 KTSMから金先生をお招きしてWSを開催しました。
医学書院/週刊医学界新聞(第3147号 2015年10月26日)
http://www.igaku-shoin.co.jp/prd/03224/KTchart_2e_ver2.pdf
上記のバランスチャートを用いて患者さんを包括的に診療する視点を学びました。
安易な絶飲食は嚥下機能を低下させるだけで、厳に慎むべきだと再度学びました。
上記の論文のように早期に安全に経口摂取することでより治癒が早くなることが示されています。
ポジショニングや食事介助も改めて勉強になりました。
ポジショニングも足を接地させ、隙間がない姿勢が重要であり、上肢の安定も重要と言うことも学びました。
食事介助の方法も奥が深く、達人の技を垣間見ました。
ひとまず、正面からの食事介助、右にいるときは右手で介助、スプーンの背を使って舌を刺激、スプーンは下から入れる、上唇から滑り出すように引き出し口唇閉鎖を誘導するというポイントは改めて意識しようと思います。
最後に、実際の症例について皆でバランスチャートを用いてグループディスカッションを行いました。
定性的な基準があるため、どんな職種でも評価が可能で、非常に議論が盛り上がりました。
改めて多職種連携のツールとして、そして定性的に評価するツールとしてKTバランスチャートが有用であると理解できました。
遅い時間までご足労いただいた、金先生に改めて感謝申し上げます。
当院の嚥下診療向上の良いきっかけを頂いたと確信しております!!