2019-01-01から1年間の記事一覧
川島先生からのご紹介で、メディチーナの内科エマージェンシー特集を書かせていただきました。 http://www.igaku-shoin.co.jp/journalDetail.do?journal=38233 私は、頭痛+嘔吐で来院した方でどのように、急性閉塞性緑内障を疑うかという話を書かせていただ…
名張市立病院でレクチャーしました‼️教育熱心で職員の皆様も熱心な素晴らしい病院でした。レクチャー資料アップしました。 ちなみに、以下の写真は駅前にある江戸川乱歩の像。 名張は江戸川乱歩の出生地だったようです。
HINTSはBPPVには使わないというイメージがありましたが、実際にどうなのか? HINTSの有名な論文を改めて見てみました。 Acute vestibular syndrome N Engl J Med. 1998 Sep 3;339(10):680-5. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/9725927 なお、古典的…
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24729399 AAVは生命を脅かす、または臓器を脅かす可能性のある重篤な疾患である。 治療は導入期、維持期に分けられる 再発した場合は、導入療法をさらに追加する必要があるかもしれない。 治療の原則 (i)迅速な診断 …
https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/196576 古典的なメタアナリシスを改めて読んでみました。 ◎目的 第一選択薬として用いられ、主要な心血管疾患の評価項目および全死因死亡率に関して評価された様々な降圧療法の安全性と有効性に関す…
日本の疫学は以下から 成人T細胞白血病/リンパ腫 基礎知識:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ] 世界の中でも日本の西南部(九州・沖縄地方)に多く、1977年に日本ではじめて提唱された疾患。日本でのHTLV-1感染者(キャリア)は、西南日…
日本プライマリ・ケア連合学会の若手病院総合医勉強会に参加してきました。 そこで、話題になった心不全のアドバンスケアプランニングを考えるうえで重要な論文を紹介。 〇末期心不全のディシジョンメイキングについてのレビュー https://www.ahajournals.or…
食物依存性運動誘発アナフィラキシーらしい方がいたのでお勉強。 日本小児科学会のガイドラインがまずはまとまっているのでよさそうです。 http://www.jspaci.jp/allergy_2016/chap11_1.html 1食物依存性運動誘発アナフィラキシー(food-dependent exercise-…
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5318340/ 無顆粒球症は、抗甲状腺薬を投与されているグレーブス病患者の0.2〜0.5%に発生 直接毒性と免疫介在性機序の両方が、これらの患者における無顆粒球症の原因になりうる。 高熱と咽頭痛が最もよく見ら…
https://pdfs.semanticscholar.org/3dc3/8866250ab956473dfaedb3f6b133a075121d.pdf 反応性関節炎のレビューがありました、古いけど見やすいので少し勉強を。 機序は細菌の蛋白に対する免疫反応による関節炎 HLAも関与 反応性関節炎の症状 末梢関節炎、付…
妊娠高血圧症の説明は、以下の資料から。 http://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=6 ・妊娠中に血圧が140/90mmHgを超える患者は全て妊娠高血圧症候群 Hypertensive Disorders of Pregnancy (HDP)・重症はあっても「軽症」のHDPはない…
カンファで話題になりました。 https://kokyurinsho.com/datas/media/10000/md_692.pdf 特発性間質性肺炎の中には,膠原病らしい所見をもちながらも確立した診断基準を満たさない「膠原病の匂いのする間質性肺疾患」が存在する。 ⇒それらがInterstitial pneu…
6月14日に、同じJADECOMである、東京北医療センター総合診療科の岡田先生に奈良までご足労いただき、EBM勉強会をやっていただきました!前半は二次資料を用いた情報検索で、後半はジャーナルクラブをしていただきました。岡田先生のレクチャーは…
https://link.springer.com/article/10.1007/s00268-017-4145-x?fbclid=IwAR1ctxB9c-7mKq8xrtYgncqlSAGp8z1DICoIXmKq39gYh7rFfRUjaGkKbPk The Role of Computed Tomography in the Diagnosis of Necrotizing Soft Tissue Infections ・壊死性軟部組織感染症…
憩室炎と虫垂炎を臨床所見でどのように区別するか もともと憩室炎では虫垂炎に比べて以下のような所見があるとされていました。 The diagnostic criteria for right colonic diverticulitis: prospective evaluation of 100 patients https://www.ncbi.nlm.n…
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4177190/pdf/1865-1380-6-44.pdf クロスセクショナル試験 ウガンダのMulago Hospital で行われた。 ⇒当然虚血例では腹痛が多い傾向 腹部膨満も多い 乳酸値が高いと腸管虚血の可能性はやや高まる。 腸管虚血の…
https://www.ajronline.org/doi/full/10.2214/AJR.17.18384 CT Features of the Usual Interstitial Pneumonia Pattern: Differentiating Connective Tissue Disease–Associated Interstitial Lung Disease From Idiopathic Pulmonary Fibrosis Read More: h…
Up to Dateより https://www.thelancet.com/journals/lanpsy/article/PIIS2215-0366(19)30001-X/fulltext 〇年齢 年齢と性別の分布は若い女性を中心にしている。 症例の頻度は40歳を過ぎると大幅に減少(図2A) 464例中139例(30%)が卵巣奇形腫、7例(2%…
NMDA脳炎の治療について調べてみた。 ひとまず、こちらの論文が日本語で読めてお勧め。 https://www.jsnt.gr.jp/Archive/pdf?gid=cq3neuro/2014/003101/007/0030-0036 〇Up to Dateより 治療法は免疫抑制と腫瘍切除 治療をしなければ、進行性の神経学的…
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29766394 Treatment of Eosinophilic Granulomatosis with Polyangiitis: A Review. ・EGPAは全身性炎症性壊死性血管炎で、複数の病因が関与して、好酸球が重要な役を果たしている。 ・EGPAでは病態の重症度に応じた薬…
6月から週1回臨床推論カンファレンスを開始しました! 嚥下困難を主訴にきた中年男性についての臨床推論カンファレンスでした。 嚥下の5期モデルを解剖学的にざっくり考えると以下のようになります。 〇認知 〇舌 〇口腔 〇咽頭 〇食道 嚥下困難ではどこの…
今日から週1回のランチレクチャーを市立奈良病院で始めました。 研修医向けに肺炎のレクチャーをしました。 肺炎の否定にはバイタルサインが重要です。 また誤嚥性肺炎の診断についても触れました。 その後肺炎の抗菌薬選択もレクチャーをさせて頂きました。…
総合診療の6月号が出版されました。 https://www.igaku-shoin.co.jp/journalDetail.do?journal=91705 今回の特集は皮膚科診療エクササイズ! 皮膚科診療に内科医や総合診療医が精通することは確かに重要ですよね。 疥癬も見逃すと取り返しの付かないことにな…
昨年私がメインとなって誤嚥性肺炎をテーマとして開催した若手病院総合医カンファレンスがパワーアップして帰ってきました。 テーマは心不全。 洛和会丸太町病院の長野先生がメインとなり、とても充実した内容になります。 以下、宣伝文になります。 =======…
東京時代に知友を得た宮崎先生の著書を改めて読みました。 東京にいたときは重症の救急疾患を診る機会が終盤は少なかったのですが、奈良に戻ってからは重症疾患を診ることも多くなり読みなおしました。 〇以下 本の紹介 最重症患者が搬送される3次救急の現場…
おなじ、JADECOM【地域医療振興協会】の系列病院である東京北医療センターに臨床推論カンファレンスに伺いました。 実はひそかに管理人は3回目の訪問ですが、丘の上にある綺麗な病院で雰囲気が気持ち良いです。 総合診療科の岡田先生を中心に若手がまとまっ…
7月20日の13時から市立奈良病院で勉強会を開催します! 初期研修医の先生が優先ですが、学生さんや後期研修医、あるいは指導医の先生でもどなたでも参加していただけます。 あの御高名な長尾先生の胸部X線の話を今回は、特に救急にフォーカスして講演をして…
・緩和ケアは特別なものではない ・誤嚥性肺炎を繰り返している高齢者 ・家族は食べさせたいけど、IVHか胃瘻のどちらかを選択することしかない? ・モヤモヤすることが重要。 ・モヤモヤするスキルが緩和ケアに繋がる。 ・高齢者が過ごしたい場所で、過ご…
日本プライマリ・ケア連合学会が終了しました。 私の予定は以下の通りでした。 5月17日 10時半 誤嚥性肺炎ABCDEアプローチ ショートバージョン 12時 某会社 編集会議 15時半 リハビリWS 嚥下障害 飲み会 5月18日 8時45分 病院総合医合同シンポジウム …
日本プライマリ・ケア連合学会で発表を行いました。 私は、2015年から活動していた、日本プライマリ・ケア連合学会の専門医部会若手医師部門病院総合医チームの立ち上げについて発表しました。 今、振り返っても日本プライマリ・ケア連合学会内で若手病院総…