時間とはなんだろう 最新物理学で探る「時」の正体 (ブルーバックス)
時間とはなんだろう 最新物理学で探る「時」の正体 (ブルーバックス)
オーディオブックで読みました
が
とても難解な本でした。。
物理学の素養が少ない私には辛い。
でも、非常に印象に残ったことも多かったです。
時間とは絶対的なものではなく、空間同様に相対的である。
実際に原子時計は場所によって微妙に時間が変わる。
さらに高速に近いロケットにのるとウラシマ効果で時間がずれる。
時間と空間が一様に安定しているように見えるのは、ビッグバンが起こる前が非常に整然とした状態であったから。
ときが流れているように感じるのはビックバンが非常に特異的な状態であり、ビックバンから離れる方向にしか進まないから。
エントロピーは基本的には増大する。
生命はエントロピーに反しているようにみえるが、太陽の莫大なエネルギーが真空で失われている過程を考えれば結局エントロピーは増大している。
生命は流れる滝の流れの跳ね返りのようなもの。
空間に比べて時間の単位は長すぎる。
それは光の速さに比べて人間の神経伝達のスピードがおそすぎるから。。
などなど。。
理解は多分出来ていないと思うのですが、それでも示唆に富む内容が多い本でした。