読みました。
COIなし。
これ、本当にすごい本ですね。
内科外来の極意が詰まっています。
ダメ処方箋のダメさは自省を促すとともに、深く共感できるのは後期研修医時代に総合診療の指導医に外来について徹底的にフィードバックをいただいたことを、改めて思い出しました。
後輩の外来指導も改めて考えないといけないなと思いました。
総合診療の専攻医の先生、内科外来をする内科専攻医の先生にとって、本書は必読ですね。
コモンなめるな!というのはまさにそうで、コモンディジーズをいかにきっちり診療するかでその医師の内科力がわかります。
自省もこめて。
個人的には咳喘息にはβ刺激薬不要でICS+シングレア、咽頭の炎症を抑えるためのNSAIDSを早期にという概念は勉強になるとともに、自分の未熟さを痛感しました。
頓服に対する國松先生の指導の深さも勉強になりました。
偏頭痛のマクサルト頓服のまえにNSAIDSで頓服の練習をさせるというのは実践的ですね。
酸棗仁湯、安中散、桂枝加芍薬湯などの漢方の使い方も、勉強になりました。
内科初診外来をおこなうすべての医師におすすめです。
ベテランであっても新しい知見があります。
内科初診外来をする医師は必見です。
最後の、処方箋も勉強になります。
熱中症における処方箋など目からウロコです。
いや、本当にすごい。。