コミュニティホスピタリスト@奈良 

市立奈良病院総合診療科の森川暢が管理しているブログです。GIMと家庭医療を融合させ、地域医療に貢献するコミュニティホスピタリストを目指しています!!!

平島先生 頸静脈レクチャー 2020年1月

今日は平島先生に、研修医向けの身体診察レクチャーをしていただきました!
 
最近フィジカルクラブのyou tubeも始められています!
 
お題は、頸静脈!
平島先生のレクチャーは久しぶりでしたが、凄まじい熱量でした。
まさに平島劇場という感じで、ライブ感がすごかったです。
 
①内頸静脈は2度へこむ
動画の通りですが頸静脈と頸動脈の見分け方は慣れないと難しいかもしれません。
内頸静脈は2度内側に引き込まれるようにへっこむので、動脈と鑑別が可能です。
 
平島先生のチャンネル
 
 
②耳たぶゆらゆらサイン
頸静脈怒張が高度になると、内頸静脈が耳たぶまで及び、耳たぶがゆらゆら揺れます。
 
 
 
③Abdomino-juglar reflux]
腹部を圧排することで頸静脈圧を高めて、より頸静脈を見やすくする手技です。
腹部圧排を解除したときに頸静脈圧が改善すれば有意です。
 
〇平島先生のチャンネル
 
 
④外頸静脈はしごいてチェック
外頸静脈のほうが見やすい方が確かにいます。外頸静脈の怒張をチェックするときは、2本の指で、外頸静脈をしごいてみます。心臓側の指のみ圧迫を解除した際に外頸静脈が虚脱しなければ頸静脈圧が高いと判断します。
 
平島先生のチャンネル
 
 
 
〇集合写真

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平島先生には基本を大切にする姿勢を改めて教えて頂きました。
AIやITの発達する時代だからこそ、身体診察の重要性はますます高まると感じます。
平島先生、ありがとうございました!