医師がマネージメントや経営を勉強すること
1年間、CFMDのフェローシップに通いながら、裴 英洙先生の私塾(通称ハイゼミ)に通って経営を少し勉強させて頂きました。
先日は、ハイゼミのラストでした。
ゼミの仲間と一緒にディスカッションできたことは、本当に良い思い出です。
医師は、学生時代はマネージメントを学ぶことは少ないですが、指導医になればなるほどマネージメントの要素が増えてくると思います。
例えば、非医療者のサラリーマンの方も、課長になったときは「はじめて課長になったら読む本」的なハウツー本を読むとのことですが、医師も指導医になったら、そのような本を読む必要があるのかもしれません。
個人的には経営を少しかじったので、SWOT分析などをリクルート活動に使えたりするなとか思ったりしています。
また、それとは別に日本ならではの事情があります。
日本では病院長は医師しかなれないという特殊な状況があります。
つまり、医師は経営の素人にも関わらず、ある日を境に、突然経営を行う必要があるということです。
そのような事情を考えれば、若い頃に経営に触れておくことは大切かもしれません。
私も、自分が何か語れるほど詳しいわけではないのですが、裴先生やゼミ生の仲間、そしてCFMDフェローシップの活動を通じて勉強できたことは本当に幸運でした。
特に、総合診療医と経営・マネージメントは相性が良いように思うので、そのようなフェローシップが出来れば良いなとも考えています。