コミュニティホスピタリスト@奈良 

市立奈良病院総合診療科の森川暢が管理しているブログです。GIMと家庭医療を融合させ、地域医療に貢献するコミュニティホスピタリストを目指しています!!!

2019年の振り返りと2020年の抱負

 

明けましておめでとうございます。
本年も、よろしくお願いします。
【2020年新年の抱負】
 2019年の振り返りと被りますが、少し書かせていただきます。

 

①マネージメントについて
2019年は東京城東病院総合診療科の引継ぎという一大行事がありました。3月まではそこに全力を傾けていました。幸い、新生の東京城東病院総合診療科は僕が目指していた病院家庭医の方向性を引き継いでいただき、素晴らしい船出をしていただきました。市立奈良病院に移動してマネージメントにはほとんど携わらなくなりました。これはこれで、良かったのだと思っています。
むしろ、実家の診療所のマネージメントが半端なく大変になりました。
2020年も引き続き実家の診療所のマネージメントにも携わり、地域医療に貢献していきたいと思います。

 

②執筆活動、講演など
今年は編集作業に2-3個携わり、連載企画も3つもいただいたという意味では非常にやりがいがある年だったと思います。ただし、臨床に追われて単著がまだ完成の目途が立たないことが反省です。講演に関しては誤嚥性肺炎ネタで呼んでいただくことが増えました。
2020年は、なんとしてでも単著を完成させることが目標です。その反面、通常の雑誌の執筆は自分でしか書けないもの以外は他の方にお願いすることにしました。今年もその方向で行きたいと思います。

 

③アカデミック分野
今年は大学院に入学しましたが、実際に論文を書くところまで至らず。ただ、徐々に研究を行うモチベーションが高くなってきました。
まずは、大学院で課題として頂いている論文を学会発表し、是が非でも完成させること。これが2020年の最も大切な課題になると思います。

 

④臨床について
臨床が劇的に市立奈良病院に移動して変化しました。東京城東病院では指導医としての役割が大きく臨床の最前線から遠のいていました。
しかし、現場で外傷を含めた全科救急および当直、急性期病棟の1人持ちを再度経験し、リフレッシュした気分になりました。
当初、臨床に余裕がなかったですが、最近になってようやく余裕が出てきました。
本当は多職種連携みたいなこともやりたいのですが余裕がないというのが正直なところ。。
今年も引き続き臨床を頑張りたいです。

 

⑤教育について
こちらも市立奈良病院に移動して相当に変化しました。市立奈良病院の総合診療プログラム責任者に任命していただきましたが、仕組みが分からないことも多くなれるのに時間がかかりました。
ただ、総合診療専門医の教育に携わりたいという当初の希望は叶えることが出来ました。
2020年は後期研修医も増えるため、彼らの為により有効な教育システムやカンファレンスの構築を行う必要があります。

 

⑥ブログについて
ブログはそこまで更新出来なかったというのが正直な2019年の感想です。
ただ、やることが多すぎるので仕方ないとも思います。
講演スライドの公開に関しては反響が大きかったので続けていきたいです。
また講演会の内容の紹介や勉強会の紹介など、疑問に思った内容を調べたことなどは細々と2020年も続けていきたいです。

 

⑦家庭について
家庭についてはあまり時間が取れなかったようにも思います。
ただ奈良に帰ってきて、実家の援助があるのは助かりました。
可能な限り休日は家族と過ごしていきたいです。
 
 
〇全体的に
振り返ってみると2019年はいろいろ変化しすぎたので、その変化に追いつくので精一杯という感じでした。
2020年がいよいよ勝負の年になると思います。
研究、臨床、教育、執筆・講演、マネージメントに全力で取り組みます。