How I treat autoimmune hemolytic anemia どのように自己免疫性溶血性貧血(AIHA)を治療するか?
How I treat autoimmune hemolytic anemia | Blood Journal
直接クームスが陽性になった時点で、溶血性貧血の原因としてAIHAを考える
直接クームスは、IgG and/or C3dの特異的な抗体に関連してる。
二次性のAIHAは、B細胞リンパ腫 or 自己免疫疾患 or 薬剤に関連
AIHAの本質は、赤血球に対する自己抗体による、赤血球の破壊である。
AIHA に関連するのはIgGとIgMが多い。IgAはレアだが重度の溶血をきたすことがある。
溶血が起こる温度でwarm(reacts maximally at 37°C)) or cold(reacts maximally at
,4°C)で分類
リンパ腫は、温式AIHAの原因として多い。
何らかの原因でAIHAになっている場合は54%がリンパ関連疾患で、27%が自己免疫疾患という報告も
全身CTによるリンパ節の評価や、マルクなどもAIHAでは考慮。
温式AIHAでは、PSLがfirst line の治療だが、リツキサンの効果も報告されている。
PSLを開始するときは、ルーチンで葉酸の補給が必要。
リツキサンはsecond line の治療として優れているが、脾摘もsecond lineの治療として考慮されるべき。
重症、再発する温式溶血性貧血の治療選択
⇒PSLでも反応しないような重症例ではリツキシマブが最も使われる。
リツキサンについて:the overall response (OR) and CR rates were 79%and 42%, respectively.(メタアナリシス)
重度の貧血では輸血も考慮するが、AIHAでは不適合輸血のリスクが非常に高く、アロ抗体のチェックをする
CLLに合併するAIHAもあり、その場合はCLLの治療を行う。CLLの治療でAIHAも改善する
寒冷凝集素症は、マイコプラズマやEBウイルスだけでなく、B細胞性リンパ腫や、ノンホジキンリンパ腫にも関連。 mono clonalな免疫グロブリン増殖とも関連
直接クームス陰性のAIHA
クームスをenhanceする要素(通常のクームス陰性の時に考慮)