高悪性度子宮頸部病変を予防するための4価HPVワクチンの効果
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa061741
P 15-26歳の若年女性
I 4価ワクチン(HPV-6/11/16/18 )を1か月、2か月、6か月に投与
C プラセボを1か月、2か月、6か月に投与
O 複合エンドポイント(子宮頸部上皮内異形成のgrade2以上、adenocarcinoma in situ、 HPV-16またはHPV-18に関連する子宮頸癌)
大規模RCT,double-blind
検出力は80-90%で計算⇒おそらく数は足りている
ランダム化のベースラインは以下。 ほぼ両郡は均等に割付
既にHPV16、18に感染していれば除外
〇結果
3年のフォローアップの時点でPrymary end point を予防するための効果
〇per -protocol 98% (95.89% confidence interval [CI], 86 to 100)
〇intention-to-treat 44% (95% CI, 26 to 58)
A 子宮頸部上皮内異形成grade 2以上
B 子宮頸部上皮内異形成のgrade2以上 or adenocarcinoma in situ
副作用
局所の副作用はワクチン郡で多いが、重篤な副作用は両郡で大差なし
〇結論
少なくとも、Grade 2以上の子宮頸部異形成を4価のHPVワクチンは予防する効果は高く、重篤な副作用もこのRCTだけでみると少なそうな印象。