
胸部CTの基礎についてのレクチャー
気管・動脈・リンパ管は並走し、気管と動脈は小葉の中心へ。
リンパ管は小葉間隔壁へ。
小葉間隔壁は、リンパ管・静脈・間質が存在
小葉中心性⇒気管 or 動脈の問題。
偏りがある分布で気管の支配と一致⇒気管(肺結核、誤嚥性気管支炎、マイコプラズマ)
ランダムな分布で動脈の支配と一致⇒動脈(粟粒結核、septic emboli)
気管支血管束の肥厚と小葉間隔壁の肥厚⇒リンパ管の問題(癌性リンパ管症、サルコイドーシス)
肺うっ血でも、小葉間隔壁の肥厚を認める為、鑑別必要
癌性リンパ管症では、肺うっ血に比べて不均一な分布である傾向あり