コミュニティホスピタリスト@奈良 

市立奈良病院総合診療科の森川暢が管理しているブログです。GIMと家庭医療を融合させ、地域医療に貢献するコミュニティホスピタリストを目指しています!!!

けんしん について

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今日はスタッフ松本によるレクチャーでした!

 

 

健康診断

⇒健康状態を評価すること 健康維持や一次予防に役立てる

 

患者中心の医療が大切!!

 

検診

⇒特定の病気を調べる 

 

USPSTFのアプリはお勧め

https://www.uspreventiveservicestaskforce.org/

 

健康てなに? ⇒基準はかなり厳しい

 

〇健康観を探る質問

健診で言われたんですね?

指摘されて何か心配なことはありますか?

なんで今日は来たんですか?

 

〇高血圧

まずは自宅で血圧測定

Target organ damage

生活習慣の改善を

ガイドライン

http://www.jpnsh.jp/data/jsh2014/jsh2014v1_1.pdf

 

〇Hb増加 WBC増加

タバコが原因であることが多い。

Hb増加 カフェイン、アルコールなども

 

真性多血症をいつ疑うか

WBC、PLTも増加 他に症状がある ⇒JAK2を検索

 

脂質異常症

リスクが大切。リスクが低ければ薬は必要なし

 

〇尿たんぱく

運動、発熱、精液混入、ストレス、尿路感染、腎結石で陽性

再検査で陰性の場合は一過性蛋白尿として精査不要

 

〇尿潜血陽性者への悪性腫瘍の評価

海外は35歳以上、喫煙歴で評価が必要になる

日本では、40歳以上の男性、喫煙歴など

超音波、細胞診⇒リスクがあれば膀胱鏡

 

〇心電図

失神や心室不整脈の既往、突然死の家族歴が無ければ精査不要

 

〇胸部レントゲン

胸部レントゲンは感度低い リスクが高ければ胸部CT

 

〇胆嚢ポリープ

1cm以上は外科に紹介

 

胃がん

バリウム胃カメラも観察研究で効果があるかも程度。

バリウムは感度が低すぎる⇒悩めば胃カメラ 2-3年ごとに行う

*補足 

 

 

〇ピロリ菌

胃癌の発症率を減らす。全死亡、胃癌による死亡減少は有意差なし。

慢性胃炎胃カメラをした人のみが適応。 胃カメラは6か月以内が有効?

整腸剤は併用したほうが副作用が減り、除菌率が上がるというメタアナリシス

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