コミュニティホスピタリスト@奈良 

市立奈良病院総合診療科の森川暢が管理しているブログです。GIMと家庭医療を融合させ、地域医療に貢献するコミュニティホスピタリストを目指しています!!!

低脂肪職と低炭水化物食の体重減少効果

https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/2673150

P BMI値28~40、非糖尿病の18~50歳

I 健康的な低炭水化物食

C 健康的な低脂肪食

O 12か月後の体重変化

 

RCT ブラインドは出来ない

ITT解析している

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数は足りている。

 

ベースラインはおおむね変わりなし

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⇒カロリーは変わりないが、カロリーに占める炭水化物の割合に当然、両郡で差を認める。

炭水化物:低脂肪群48%、低炭水化物群30%

脂肪:低脂肪郡:29%、低炭水化物郡45%

 12ヵ月時点の体重変化の平均値は、低脂肪群-5.3kg、低炭水化物群-6.0kg(群間差平均:0.7kg、95%信頼区間[CI]:-0.2~1.6kg)

 

 

◎感想

低炭水化物でも低脂肪でも、あまり変わりないかもしれない。

脂肪 or  炭水化物の取りすぎは良くないが、何よりバランスよくカロリーを減らすという当たり前の結論に落ち着きそう。

それが、出来れば順調に体重は減る。。