JADECOM老年医学セミナー 2020年
本日、狩野先生、許先生をお招きして老年病セミナーを行いました!
〇レクチャー
・狩野先生
内科的な臓器別の問題点ではなく、老年医学的な問題点にフォーカスを当てて、臓器横断的に介入することが重要
評価したうえで、包括的に介入することがCGA
老年医学的なROS
・認知機能
・気分/精神状態
・生活
・歩行機能/転倒
・栄養
・薬剤
・感覚器
・排泄
・痛み
・患者背景
・ゴール設定
このように包括的に介入することがCGA
せん妄の、治療および予防においてもこのような包括的介入を実践することが重要
・許先生
救急外来であっても薬剤副作用や認知症の評価を行うことが重要
高齢者の薬剤を、きちんと飲んでいるは信頼しない。
頓服はきちんと飲めない可能性が高い。
頓服で、飲みすぎるリスクもある。
鎮痛薬も頓服は難しい
認知症の評価を救急外来でも行う
mini-COGが使いやすい
http://mini-cog.com/wp-content/uploads/2018/03/JAPANESE-Standardized-Mini-Cog-1-19-16-JP_v1.pdf
きちんと、アセトアミノフェンで定期内服することで痛みによる機能的低下を防ぐことができる
認知症の患者は、診察時は痛みの訴えがないだけで体動時の痛みがあることを訴えれないことがある
実際に、動かして痛みがないかを診察する
高齢者の痛みの評価はalgoplus pain scale
など、盛りだくさんの内容でした!!
さらに、詳しく勉強したい方は以下をご覧ください。