結核性髄膜炎について
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6122581/
やはり頭痛や発熱、後部硬直などを認めることが多い。
年齢はこの報告では意外に若年者も認める。
GCSおよび意識障害の程度による重症度分類
髄液のWBCは著増することは少なく、蛋白上昇、血糖低下の傾向はあるが、蛋白が上昇しないこともある。
髄液ADAは15以上で結核性髄膜炎を示唆し、カットオフ値は9以上で疑いあり。
とはいえ、髄液ADAは補助診断であることに注意。
感度は髄液抗酸菌塗抹で10~37%、髄液抗酸菌培養では43~52%と低い。
これらの検出率を上げるためには,できるだけ多量の髄液(6 ml以上)を用いることが推奨される。
検査を繰り返し行うことで陽性率は上昇し,計4回の腰椎検査により塗抹・培養とも
陽性率は80%台まで向上する。
髄液の結核PCRは迅速性に優れnested PCRにより感度75~100%,特異度89~100%
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https://www.jsnt.gr.jp/guideline/img/kekkakuseizuimakuen.pdf
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5830467/
HIV陰性で薬剤耐性のリスクがなければ、ファーストラインはRFP+INH+PAZ+EBの4剤併用療法に加えてデキサメタゾンを投与
デキサメタゾンは局所神経所見 or意識障害があれば0.4mg/kd/day,なければ0.3mg/kg/dayで投与