古都はじめ奈良実況中継② 藤田先生講義
緩和ケア×家庭医療
緩和ケアは癌の歴史とともに発展した。
緩和ケアの定義 2002 WHO
緩和ケアの定義（WHO 2002年）
緩和ケアとは、生命を脅かす病に関連する問題に直面している患者とその家族のQOLを、痛みやその他の身体的・心理社会的・スピリチュアルな問題を早期に見出し的確に評価を行い対応することで、苦痛を予防し和らげることを通して向上させるアプローチである。
緩和ケアは
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痛みやその他のつらい症状を和らげる
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生命を肯定し、死にゆくことを自然な過程と捉える
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死を早めようとしたり遅らせようとしたりするものではない
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心理的およびスピリチュアルなケアを含む
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患者が最期までできる限り能動的に生きられるように支援する体制を提供する
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患者の病の間も死別後も、家族が対処していけるように支援する体制を提供する
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患者と家族のニーズに応えるためにチームアプローチを活用し、必要に応じて死別後のカウンセリングも行う
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QOLを高める。さらに、病の経過にも良い影響を及ぼす可能性がある
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病の早い時期から化学療法や放射線療法などの生存期間の延長を意図して行われる治療と組み合わせて適応でき、つらい合併症をよりよく理解し対処するための精査も含む
いつでも、だれにも、どこででも。
非癌疾患も対象になる。
非癌はＩＣＵに行ってしまうことも多い。
非癌の難しさ
非癌の緩和ケアは予後予測が難しい
さらに原疾患の治療の中止の判断が難しい
麻薬の保険適応が限られる。
緩和ケア加算が算定できない。
非癌の場合は、緩和ケアを早期に導入しつつ標準的治療を終末期まである程度は継続することが重要。
緩和ケアのトータルペインの考え方は、家庭医療のＢＰＳモデルと非常に似ている。
家庭医療と緩和ケアは親和性がある。
家庭医療を使って、より良い緩和ケアを実践する。
緩和ケアは以下のマニュアルがお勧め
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