コミュニティホスピタリスト@奈良 

市立奈良病院総合診療科の森川暢が管理しているブログです。GIMと家庭医療を融合させ、地域医療に貢献するコミュニティホスピタリストを目指しています!!!

陶山先生 カンファ 2018年4月27日

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●陶山先生カンファレンス

蛋白・ALB解離を認めれば。。

IgG,IgA、IGMはルーチンでセットで出す。⇒どこが増えていて、どこが抑制されているか。

ESRとCRPの解離を診たら →SLE、シェーグレン、IgG4

ESR上昇を診たら

陰性電荷が減る:Hb↓ ALB↓

陽性電荷が増える:Ig上昇

PolyclonalにIgGが上昇⇒SLE、シェーグレン、AIH

ガムテストは味のしないガムを10分噛んで10ml以上唾が出なければ陽性

口唇生検は特定疾患を取りに行くときに必要。

腺外症状がないなら、無理に生検をしないことも。

治療は、腺外症状がないなら生活指導がメイン。 歯磨きが大切。

シェーグレンらしいキャラクターがある。

細胞質に首座があるSSAは抗核抗体が陰性でも陽性になりうる。

⇒スクリーニングにはSSAANAが有用

 

●シェーグレンでリンパ腫を合併するリスク

Predicting the risk for lymphoma development in Sjogren syndrome: An easy tool for clinical use. - PubMed - NCBI

唾液腺の腫脹, リンパ節腫大, 補体低下、リウマチ因子陽性など。

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リスクがある場合は、CTでリンパ節腫脹の検索を行う。

 

リスクが高ければ発症率も上昇する

 

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