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城東病院総合内科 ブログ

東京城東病院総合内科の非公式ブログです!

case 33 2016 30女性 腹痛・下痢・嘔吐・悪寒

NEJM ケースレコード

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30歳女性

10日前からの嘔吐⇒下腹部痛・下痢・寒気・発熱⇒痛みが下腹部に限局し増強し来院。

卵巣嚢胞の既往あり。

腹部に圧痛が有り、抵抗もある。反跳痛なし。

 

感染症が原因か? 他に非感染症として癌や自己免疫疾患も

臓器としては大腸・小腸・子宮・卵巣

⇒感染性腸炎、骨盤内炎症性疾患、虫垂炎、憩室炎、腹腔内膿瘍、SLE、IBD、卵巣膿瘍など。

 

腹部CT

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卵巣嚢胞あり。壁の造影効果もあり。

⇒卵巣膿瘍? チョコレート嚢腫?

 

L/D

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ちなみにCA-125も上昇

以下CA-125上昇の鑑別

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結局、手術で卵巣を摘出。

培養でMSSAが検出。

 

 

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卵巣膿瘍+子宮内膜症+炎症性変化を病理で認めた。

 

○結論

子宮内膜症性嚢胞+膿瘍

 

 

○パール

下痢は骨盤内の炎症でも起こる。

下痢を見たときは腸管外から考える。

嘔吐も必ずしも腸管が原因でなくても良い。