コミュニティホスピタリスト@奈良 

市立奈良病院総合診療科の森川暢が管理しているブログです。GIMと家庭医療を融合させ、地域医療に貢献するコミュニティホスピタリストを目指しています!!!

クイーンズメディカルセンター2日目の感想

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バンコマイシンを使うなら薬剤師にコンサルテーションする仕組みであり薬剤師の力が強い。医師の許可があれば薬剤師権限で点滴を内服薬に変更してくれる。
モルヒネの調整や、感染隔離対策の決定も看護師が主導で行ってくれる。
なおESBLは隔離感染対策を行っているのが日本ではあまりない風景。
家に帰るかの判断もPTの力が大きい。
コメディカルがプロフェッショナルとして自律的に動いてくれる。
 
腫瘍内科医がとても優秀で、最新の知識に習熟しているだけでなく、継続的に外来から関わっているので意思決定支援なども含めて頼りになる存在である。
患者が急変したらインテンシビストが来てくれるのは心強い。
 
専門医へのコンサルテーションは、院外のオフィスにいたりするので思いの他、敷居が高い。
とはいえ大学病院とかならコンサルテーション文が必要だが、その必要はなく電話だけで済むのは便利。
 
 
カルテの書き方とか薬の使い方とかもある程度決まっていて自由には書けない半面、均一化している。
電子カルテを自分のノートパソコンから書けるのが便利❕家でも仕事が出来る。
基本情報は一度、テンプレートに入れると次からは自動的にサマリーに反映されてる
採血データも自動的にサマリーに反映されてる。
患者さんや他の医療従事者もホスピタリストを頼りにしている印象も。