コミュニティホスピタリスト@東京城東  

東京城東病院総合診療科チーフの森川暢が管理しているブログです。GIMと家庭医療を融合させたコミュニティホスピタリストを目指しています!!!

食欲不振の精査

急性の食欲不振はsick
全身評価する閾値を下げる。
ERに準じた対応を。

慢性の食欲不振では病的な体重減少をチェック。
ダイエット・運動変化なしで体重が減少。

GERDPPIN
食欲が低下している体重減少

 


・器質的疾患=食欲低下の鑑別

G  Gastric(消化管)

E  Endocrine (副腎不全)

R Respiratory (心肺疾患)

D  Drug(NSIADS, ジギタリス, テオフィリンなど)

P  Psycho(抑鬱摂食障害認知症)

P neoplasm(悪性腫瘍)
I Inflammation  (感染症、血管炎など)

N Neuro(神経変性疾患)


①悪性腫瘍
②消化器疾患
精神疾患

⇒これらの鑑別疾患を念頭に、症状や身体診察を確認する。
歯や口腔内の診察は忘れがちなので、欠かさない

抑うつの評価
PHQ-2でスクリーニングして、PHQ-9をする。

 

 

・薬物
NSAIDS、ジギタリス、テオフィリン
抗痙攣薬、血糖降下薬、コリンエステラーゼ阻害薬も。
⇒あらゆる薬が体重減少をきたしうる。

 

・まずやる検査(病歴、身体所見を踏まえて追加)
一般採血、血沈、甲状腺コルチゾール
尿検査
便潜血
胸部Xp
腹部エコー
上部消化管内視鏡

 

外来の食欲不振より、入院中の食欲不振ではスピード感をもって、検査をしなければいけない。

検査やリハビリ介入、栄養介入は、さっさと行う。
検査待ちをしていれば、廃用症候群となる。
リハビリ×栄養が大切。