食欲不振の精査
急性の食欲不振はsick
全身評価する閾値を下げる。
ERに準じた対応を。
慢性の食欲不振では病的な体重減少をチェック。
ダイエット・運動変化なしで体重が減少。
GERDPPIN
食欲が低下している体重減少
・器質的疾患=食欲低下の鑑別
G Gastric(消化管)
E Endocrine (副腎不全)
R Respiratory (心肺疾患)
D Drug(NSIADS, ジギタリス, テオフィリンなど)
P neoplasm(悪性腫瘍)
I Inflammation (感染症、血管炎など)
N Neuro(神経変性疾患)
①悪性腫瘍
②消化器疾患
③精神疾患
⇒これらの鑑別疾患を念頭に、症状や身体診察を確認する。
歯や口腔内の診察は忘れがちなので、欠かさない
・抑うつの評価
PHQ-2でスクリーニングして、PHQ-9をする。
・薬物
NSAIDS、ジギタリス、テオフィリン
抗痙攣薬、血糖降下薬、コリンエステラーゼ阻害薬も。
⇒あらゆる薬が体重減少をきたしうる。
・まずやる検査(病歴、身体所見を踏まえて追加)
一般採血、血沈、甲状腺、コルチゾール
尿検査
便潜血
胸部Xp
腹部エコー
上部消化管内視鏡
外来の食欲不振より、入院中の食欲不振ではスピード感をもって、検査をしなければいけない。
検査やリハビリ介入、栄養介入は、さっさと行う。
検査待ちをしていれば、廃用症候群となる。
リハビリ×栄養が大切。