コミュニティホスピタリスト@奈良 

市立奈良病院総合診療科の森川暢が管理しているブログです。GIMと家庭医療を融合させ、地域医療に貢献するコミュニティホスピタリストを目指しています!!!

Community Hospital General Internal Medicine

かの有名な松村先生の記事を見つけました。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~osame/omoukoto/224wa-sono-4-jiai-kennshuu-bennkyoukai/224wa-sono-4-tsuiki.htm

 

そこの下記のような記載を見つけました。

地方都市の小さな病院なので、限界も多い。専門的掘り下げも不十分だし、興味ある症例にも事欠く。だが、ありふれた病気への暴露は、昼夜を問わず豊富だ。問診と理学的診察と簡便な検査を重視し、迅速な診断と治療の開始を心がける。若い医師たちは、肉体の酷使を要求され、ひとを配慮することを習慣づけさせられる。入・退院や検査の適応を厳しく吟味し、医療の費用や効率に対する感覚を身につけさせる。蚊をやっつけるのに大砲、像を打つのに吹き矢といったアンバランスを除き、我流に流れない医療を目指す。時には治療しない勇気もいることをわかりあう。これらはいずれもベッドサイドで執拗に点検、確認するので、主治医の思いつきの乱発や臭いものにフタの風潮は許されない。ガラス張りのチーム医療の下では、知識・技術だけでなくベッドサイドマナーの多くも、世代間の伝達事項となりうる。ハイカラにいえば、 Community Hospital General Internal Medicine となる。ちなみに、知識の情報源は原則として英語とし、教科書は少なく、雑誌を多くする。

 

地方都市の小さな病院なので、限界も多い。専門的掘り下げも不十分だし、興味ある症例にも事欠く。だが、ありふれた病気への暴露は、昼夜を問わず豊富だ。

→ここはまさに東京城東病院総合内科の現状のようでした。

 

ハイカラにいえば、 Community Hospital General Internal Medicine となる。

→Community Hospital General Internal Medicine。。いい言葉ですね。。当院の総合内科が目指す方向性もこれに近いのかもしれません。