読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

城東病院総合内科 ブログ

東京城東病院総合内科の非公式ブログです!

城東病院総合内科 後期研修医2次募集!(内科、家庭医療)

城東病院総合内科 後期研修医2次募集!

 

お世話になります。東京城東病院総合内科チーフの森川暢です。東京城東病院総合内科の内科および家庭医療の後期研修医の2次募集をいたします。

 

我々のミッションとビジョンは以下のとおりです。

 

○ミッション
総合内科(GIM)に家庭医療を融合させた小規模病院における病院総合診療医(日本版ホスピタリスト)のロールモデルを提示する。

 
○ビジョン
・幅広い医学的知識をベースとしつつ全人的医療を行う。
・地域包括ケアにおける中心的役割を担い、地域に貢献する。
・地域の高齢者が健やかに過ごせるように、急性期~慢性期まで切れ目のない医療を提供する。
・近隣の急性期病院並びに診療所と積極的に連携をすすめる。
・根拠に基づいた医療を実践し、病院経営に貢献する。

 

 

f:id:jyoutoubyouinsougounaika:20161212191846p:plain

城東病院総合内科の特徴は以下の9個になります。

 

①内科のコモンディジーズを幅広く経験できる。

城東病院総合内科は全ての内科疾患をカバーしています。一般的な肺炎や尿路感染などの感染症は言うまでもなく、心不全COPD、喘息、脳梗塞、膵炎、腸閉塞などの全ての領域の内科疾患の病棟管理をしています。また血管炎やリウマチ性多発筋痛症、化膿性脊椎炎や膿瘍など専門性が高い内科疾患も診療しています。

 

②救急から病棟、外来とシームレスに診療できる

病院が小規模だからこそ、シームレスな診療が可能です。救急で診療した患者さんをそのまま入院して、退院後は外来でフォローすることができます。ファーストタッチから最後まで診療することで経験に深みが出ます。

 

③屋根瓦式の病棟診療

スタッフが総合診療で定評のある京都の洛和会出身なので、病棟診療は洛和会に準じた体制で行っています。チーム制で毎日指導医からのフィードバックが常に入る仕組みになっています。朝の回診、夕方のまとめを毎日行いチーム内で方針をディスカッションしています。また診療看護師も一緒に仕事をしているので、教えながら学ぶことも可能です。

 

④外来診療の充実

初診外来で全ての内科疾患を担当します。コモンディジーズを幅広く経験することができます。また診断やマネージメントに苦慮する症例では指導医と一緒に考え方針を決定することでフィードバックが入ります。

また継続外来も重視しており、糖尿病や高血圧などのコモンディジーズの慢性期の管理も行うことができます。こちらも指導医からエビデンスを踏まえたアドバイスを受けることができます。

 

⑤病院で家庭医療の理論を実践

指導医の松本は家庭医療専門医であり家庭医医療の理論に基づいた指導を受けることができます。またチーフの森川と松本が共同編集で、南山堂の「治療」2016年10月号で病院×家庭医療の編集を行いました。病院での家庭医療の実践について勉強することができます。また家庭医療プログラムの研修医は、関東の家庭医療のメッカであるCFMDの教育診療所をローテーションすることができます。

f:id:jyoutoubyouinsougounaika:20161212113507p:plain

 

⑥院内カンファレンスの充実

毎朝院内で教育的なカンファレンスを行っています。最新の論文を紹介するジャーナル流し読み、様々なトピックを扱うコアレクチャー、RCTやメタアナリシスの輪読会を行うジャーナルクラブ、内科の基礎をレビューするマニュアルカンファレンス、症候学の基礎を固める臨床推論カンファレンスを行っています。

 

⑦院外講師の充実

金曜日に不定期で院外講師に来ていただいています。徳田安春先生、山中克郎先生、青木眞先生、南郷栄秀先生、上田剛士先生、志水太郎先生、坂本壮先生など著名な院外講師から教えを受けることができます。

感染症に関しては根本 隆章先生、膠原病に関しては陶山 恭博先生と一流の専門医を招いてカンファレンスを定期的に行っています。

 

⑧院外ローテーションの充実。

内科プログラムでは後期研修2年目に3ヶ月、後期研修3年目に半年間、院外研修を受けることが出来ます。本年度は藤田保健衛生大学ICUで研修を行っています。その他にも膠原病や救急、感染症などニーズに応じて自由にカスタム出来ます。

また、ローテーション先の希望も最大限叶えるようにします。

 

f:id:jyoutoubyouinsougounaika:20161212191228p:plain

 

 

家庭医療プログラムでは前述のCFMD教育診療所の他、JCHO基幹病院である新宿メディカルセンターおよび山手メディカルセンターの総合内科にローテーションを行うことで内科の基礎固めを徹底的に行います。

f:id:jyoutoubyouinsougounaika:20161113092227p:plain

 

 

⑨楽しく研修

若手が主体のチームなのでワイワイ楽しく研修しています。定期的にチーム会を行ったりノミュニケーションを大切にしています。

 

 

最後にデメリットについても記載します。

やはり病棟・外来・救急を全て同時にこなすので後期研修医の先生が忙しいことは否めません。ただ同時に行うからこそ得られる経験もあると思います。

また重症疾患や専門性の高い疾患を診療する機会は確かに少ないです。ただここは院外研修で補強できるとは考えています。

また新しく出来た診療科ですので体制が整っているところでの研修を希望している方には物足りないかもしれません。ただその分自分たちで新しく自由に挑戦することは出来ます。

 

見学希望の方は jotosec@gmail.com まで【見学希望】と題名に書いて、名前、
所属、医師年数、経歴を銘記してメールをしていただければと幸いです。
見学だけでも大丈夫ですので、気軽においでください。

 

早いもの勝ちですので来年度から一緒に働ける先生を募集致します。

どうぞよろしくお願いします!

城東病院総合内科フェロー募集

f:id:jyoutoubyouinsougounaika:20170315194505p:plain

 

我々のミッションとビジョンは以下の通りです。

 

○ミッション
総合内科(GIM)に家庭医療を融合させた小規模病院における病院総合診療医(日本版ホスピタリスト)のロールモデルを提示する。

 
○ビジョン
・幅広い医学的知識をベースとしつつ全人的医療を行う。
・地域包括ケアにおける中心的役割を担い、地域に貢献する。
・地域の高齢者が健やかに過ごせるように、急性期~慢性期まで切れ目のない医療を提供する。
・近隣の急性期病院並びに診療所と積極的に連携をすすめる。
・根拠に基づいた医療を実践し、病院経営に貢献する。

 

 

〇はじめに
京城東病院総合内科では2014年に立ち上げて以降、3年目~5年目の内科後期研修医を多数受け入れてきました。
今回、卒後6年目以降のフェローを募集することとしました。

対象:卒後6年目以上の医師

募集人数:若干名

研修期間:原則2年間(要相談)

研修内容:原則、東京城東病院総合内科での研修を基本としますが、院外研修も可能です。詳細は来院時にご相談させていただきます。

〇研修概要
・総合内科研修を病棟・外来・救急で改めて行う。
・いずれはチームリーダーとして病棟指導、および外来指導を行う。

・執筆活動や学会活動などの院外活動を積極的に行う。
・小規模病院および地域の病院での総合診療・総合内科のロールモデルを作り上げる。

〇病棟
・チームで屋根瓦式の病棟総合内科体制を行っています。

・全ての分野の内科疾患を診療することが可能です。

・毎日朝のチーム回診、夕方の振り返りとフィードバックが充実しています。

・数は少ないですが、集中治療を要する患者も経験することが出来ます。

・経験や実績に応じてチームリーダーとして教育および指導に専念も出来ます。

〇救急
・全ての内科系救急に関しては総合内科がファーストタッチで初療にあたります。

・救急で入院が必要になればそのまま受け持つことが可能です。

・救急から入院まで一連の流れで見ることで経験値が深まります。


〇外来
・午前中の全ての初診外来を総合内科が担当しています。

・スタッフのフィードバックが必ず入るため、臨床推論の訓練の場として最適です。
・継続外来を重視しているのも当科の特徴です。

EBMや家庭医療の視点を交えて継続外来を行っています。

・必要に応じて継続外来のフィードバックも行います。

〇魅力的なカンファレンスや教育回診
・教育カンファレンスを頻繁に行っています。

・院内カンファレンスは以下のとおりです。
月:放射線シェアカンファ
火:コアレクチャー
水:ジャーナルクラブ
木:マニュアルカンファレンス
金:臨床推論カンファレンス

・著名な院外講師の招聘を多数行っています。
青木眞先生、徳田安春先生、山中克郎先生、志水太郎先生、上田剛士先生、坂本壮先生など
感染症に関しては根本 隆章先生、膠原病に関しては陶山 恭博先生と一流の専門医を招いてカンファレンスを定期的に行っています。
・代表的な電子教科書であるUp to DateとDynamedを無料で使用出来ます。

〇病院での家庭医療の実践
・病院での困難症例に関しては多職種で臨床倫理カンファレンスを行っています。
・当科の松本は家庭医療指導医であり、病院での家庭医療の実践を行うことが可能です。

・家庭医療プログラムも開始しているので、レジデントデイも月1回実施し、ポートフォリオの指導も行う予定です。

〇商業誌執筆機会の確保
・商業誌執筆の機会が比較的豊富なのも当科の特徴です。

・幅広い出版社との繋がりがあります。

・都内であるので出版社とのコンタクトが非常に容易です。

〇当院に向いている先生
・全ての内科疾患を同時に病棟で診療を行いたい。
・病棟だけでなく、救急と外来も同時に診療を行いたい。
・フロンティア精神があり新しいことをやっていきたい。
・病院での家庭医療を実践に興味がある。

 

〇最後に
何はともあれ、一度見学をしていただければと考えています。
見学だけでも大丈夫ですので、気軽においでください。

見学希望の方は jotosec@gmail.com まで【見学希望】と題名に書いて、名前、
所属、医師年数、経歴を銘記してメールをしていただければ幸いです。

東京城東病院総合内科 平成29年度スタッフ募集

【東京城東病院総合内科 平成29年度スタッフ募集】

 

JCHO東京城東病院 日本版ホスピタリスト養成プログラム

一緒に、日本版ホスピタリストを目指す総合内科スタッフを募集します。

 

我々のミッションとビジョンは以下の通りです。

 

○ミッション
総合内科(GIM)に家庭医療を融合させた小規模病院における病院総合診療医(日本版ホスピタリスト)のロールモデルを提示する。

 
○ビジョン
・幅広い医学的知識をベースとしつつ全人的医療を行う。
・地域包括ケアにおける中心的役割を担い、地域に貢献する。
・地域の高齢者が健やかに過ごせるように、急性期~慢性期まで切れ目のない医療を提供する。
・近隣の急性期病院並びに診療所と積極的に連携をすすめる。
・根拠に基づいた医療を実践し、病院経営に貢献する。

 

f:id:jyoutoubyouinsougounaika:20161114143746p:plain

 

〇病棟指導

元々は洛和会音羽病院および丸太町病院のスタッフが在籍しているので、洛和会をベースとしたチーム制の病棟総合内科体制を行っています。

スタッフの先生にはチームリーダーとして教育および指導に専念していただくことが出来ます。

 

 

〇外来指導

外来診療を重視しているのもこのプログラムの特徴です。スタッフは一定期間外来ローテーションを行います。

外来では午前中の初診外来の指導をしていただきます。後期研修医への外来フィードバックに専念していただきます。

また後期研修医は継続外来もしているので、そちらに関してもEBMや家庭医療の視点でフィードバックをしていただく予定にしています。

 

 

〇病院での家庭医療の実践

病院での困難症例に関しては多職種で臨床倫理カンファレンスを行うなど病院での家庭医療の実践についても注力しています。

当科の松本は家庭医療指導医で、チーフの森川と共同編集幹事として南山堂の特集を企画しました。

診療所ではなく病院での家庭医療の実践を行うことが可能です。家庭医療プログラムも開始しているので、レジデントデイも月1回実施し、ポートフォリオの指導も行う予定です。 

f:id:jyoutoubyouinsougounaika:20161107131408p:plain

 

 

〇魅力的なカンファレンスや教育回診

教育カンファレンスを頻繁に行っています。
EBMの基礎を学ぶジャーナルクラブ、知識のブラッシュアップをするマニュアルカンファレンス、臨床推論カンファレンス、コアレクチャー、ジャーナル流し読みなど豊富なカンファレンスを行っています。 カンファレンスは発展途中なので、新しい提案は積極的に受け入れていく予定にしています。

さらに、青木眞先生、徳田安春先生、山中克郎先生、志水太郎先生、上田剛士先生、坂本壮先生など著名な院外講師の招聘を多数行っています。

感染症に関しては根本 隆章先生、膠原病に関しては陶山 恭博先生と一流の専門医を招いてカンファレンスを定期的に行っています。

なお、代表的な電子教科書であるUp to Dateを無料で使用することが出来ます!!

 臨床研究も希望があれば当院の副院長(元自治医大腎臓内科教授)の指導の下行うことも可能です。

 

〇 QOLの確保

日常業務は後期研修医や診療看護師が行ってくれるので、スタッフには時間的な余裕があります。その時間を自分自身の勉強や院外活動に充てることが出来ます。

さらに週1回半休があるので、ご家族がいらっしゃる先生も家族との時間を作ることが出来ると思います。

 

〇 当院に向いている先生

幅広くコモンディジーズを中心とした病棟診療を行いたい。

病棟だけでなく外来もしっかりと指導したいと思っている。 

フロンティア精神があり新しいことをやっていきたい。 

病院での家庭医療を実践したい。

 

 

 

何はともあれ、一度見学をしていただければと考えています。

 

 

応募資格 平成29年4月1日時点で卒後6年目以上となる医師

(病院総合診療・家庭医療の経験がある方が望ましいが、内科の資格があればOK)

見学だけでも大丈夫ですので、気軽においでください。

見学希望の方は jotosec@gmail.com まで【見学希望】と題名に書いて、名前、所属、医師年数、経歴を銘記してメールをしていただければと幸いです

 

 f:id:jyoutoubyouinsougounaika:20160712133000j:plain

 

 

 

 

 

若林先生 ご講演

その他

f:id:jyoutoubyouinsougounaika:20170324215206p:plain

 


本日は横浜市立大学附属市民総合医療センターの リハビリテーション科診療講師である若林秀隆にお越しいただき講演をしていただきました。

大変勉強になる講演で、職員の意識改革に間違いなく繋がったと思います。

若林先生のご講演のエッセンスが下記にまとめられていますので、ご参照ください。

 

医学書院/週刊医学界新聞(第3216号 2017年03月20日)

広告を非表示にする

東京城東病院総合内科のミッションとビジョン

我々のミッションとビジョンは以下の通りです。

 

f:id:jyoutoubyouinsougounaika:20170324165332p:plain

 

○ミッション
総合内科(GIM)に家庭医療を融合させた小規模病院における病院総合診療医(日本版ホスピタリスト)のロールモデルを提示する。

 
○ビジョン
・幅広い医学的知識をベースとしつつ全人的医療を行う。
・地域包括ケアにおける中心的役割を担い、地域に貢献する。
・地域の高齢者が健やかに過ごせるように、急性期~慢性期まで切れ目のない医療を提供する。
・近隣の急性期病院並びに診療所と積極的に連携をすすめる。
・根拠に基づいた医療を実践し、病院経営に貢献する。

 

ベシケアの効果について

ジャーナルクラブ 泌尿器科

Randomized, double-blind placeboand tolterodine-controlled trial of the once-daily antimuscarinic agent solifenacin in patients with symptomatic overactive bladder

2004 BJU INTERNATIONAL | 93, 303–310

 

A この試験の結果は信頼できるか
①その試験は焦点が明確な課題設定がされているか
P 

 「Inclusion」

Men and women aged ≥18 years with symptoms of OAB (including urgency, urge incontinence, or frequency) for ≥ 3 months were eligible for screening and study enrolment. To be eligible for randomization after the 2-week placebo run-in period (see below), patients had to have had an average frequency of ≥ 8 voids/24 h and have experienced at least three episodes of urgency and/or three episodes of incontinence during the 3-day voiding diary period

18歳以上で、3か月以上の膀胱刺激症状 (頻尿、尿失禁、尿意切迫感)があり、3日間の排尿日記にて、1日8回以上の排尿や、最低3回の尿意切迫感や尿失禁がある男女

 

「Exclusion」

significant BOO, a postvoid residual volume of >200 mL, incontinence for which stress was

determined to be the predominant factor, presence of a neurological cause for detrusor

muscle overactivity, evidence of UTI or bladder stones, previous pelvic irradiation,

or previous or current malignant disease of the pelvic organs, any medical condition

contraindicating the use of antimuscarinic medication (including narrow-angle glaucoma and urinary or gastric retention), nonpharmacological treatment for OAB including electrostimulation therapy or start of a bladder training programme during the 2 weeks before or during the study, diabetic neuropathy, use of drugs intended to treat incontinence, use of any drugs with cholinergic or anticholinergic side-effects, and participation in a clinical trial within 30 days before study entry. Women of childbearing potential who were pregnant or

nursing, intending to become pregnant during the study, or who were not using reliable contraceptive methods, were ineligible.

下部尿路閉塞がある、排尿筋過活動を起こす神経学的異常がある、尿路感染症や結石、骨盤放射線治療の既往、骨盤付属器の悪性腫瘍の既往、2週間以内もしくは現在進行形で過活動膀胱の他の治療が開始されている(電気刺激療法もしくは、膀胱トレーニング)、抗コリン薬禁忌、コリン作動薬もしくは、抗コリン薬に副作用がある、糖尿病性神経障害、妊娠しているもしくは今後妊娠を予定している症例

 

I & C 

Eligible patients after the run-in period (see above) were randomized equally to 12-week double-blind treatment with either tolterodine 2 mg twice daily, placebo, or solifenacin 5 or 10 mg once daily. To maintain blinding, all patients continued to take medication twice daily (using placebo tablets and capsules as necessary) during the 12-week treatment period

12週の治療に及ぶ、トルテロジン2mg 1日2回群と、ソリフェナシン(ベシケア) 5mgもしくは10mg 群と、プラセボ群に無作為に割り付けた。(盲検化するため、プラセボタブレットを使用し、1日2回内服にした。) 

 

O 

The primary objective of the present phase 3a  trial was to assess the efficacy of solifenacin 5

and 10 mg once-daily compared with placebo in a large sample of patients with symptoms

of OAB.

Efficacy variables included change from baseline in the mean number of urgency episodes and mean number of all incontinence and urge incontinence episodes. Additional variables included mean number of voids/24 h and changes from baseline in mean voided volume/void.

第一目標は、過活動膀胱患者における、プラセボと比較したソリフェナシン (ベシケア) 5mg , 10mg の有効性 (尿意切迫感の平均回数、切迫性尿失禁や全ての尿失禁の平均回数、平均尿量)

 

The secondary objectives were to assess the safety and tolerability of solifenacin 5 and 10 mg once daily, and to compare the efficacy and safety of solifenacin with tolterodine 2 mg twice daily.

第二目標は、ソリフェナシン5mg, 10mgとトルテロジン2mg (2回/日)を比較した、安全性と忍容性について

 

②その試験は設定された課題に答えるための研究方法がとられているか? 

This multicentre, randomized, double-blind, tolterodine- and placebo-controlled phase 3a

trial was conducted internationally at 98 centres

他施設、二重盲検のランダム化された、第3(a)相臨床試験

 

A③ 患者はそれぞれの治療群にどのように割り付けられたか?

the four groups were well balanced for all demographic characteristics

Table 1. 参照。4つの治療群の人種別の特徴では、均等に分かれている

The mean number of voids/24 h was 12.08–12.32 and was similar

The mean time from the start of symptoms was 57.4–72.6 months.

臨床的な特徴では、排尿回数はどの群も似ていおり、症状の罹患歴は57.4-72.6か月

 

A④研究対象者、現場担当者、研究解析者は目隠しされている?

Double blind であるが詳細な記載なし

 

A⑤研究にエントリーした研究者が適切に評価されたか? 

詳細な記載なし

 

A⑥研究対象となった介入以外は両方のグループで同じような治療がされていたか?

詳細な記載なし

(About a third of patients had received previous drug treatment for OAB)

(約3割の患者は以前に過活動膀胱の治療薬を内服していた。)

 

A⑦その研究のための対象患者数は偶然の影響を小さくとどめるのに十分な数か?

a power of 90%, 190 evaluable patients per treatment arm were required.

90%の検出力では、各治療群で190人必要 → 十分足りている

 

B結果は何か?
B⑧a 結果はどのように示されたか? b 有意差はあるか?
urgency episodes/24 h; compared with the change in the placebo group (-33%), there was a small, statistically insignificant decrease in patients treated with tolterodine (-38%; P= 0.0511) and a statistically significant decrease in those treated with solifenacin 5 mg (-52%) and 10 mg once daily (-55%; both P< 0.001).

1日の尿意切迫感の回数は、プラセボ群で33%減少し、トルテロジン群で統計学的な有意差はないが38%減少し、ソリフェナシン5mgでは52%, 10mgでは55%、有意差をもって減少した。

 

the change in the mean number of urge incontinence and all incontinence episodes per 24 h; compared with changes in the placebo group (-0.62 episodes/24 h) there were statistically insignificant decreases in both urge and general incontinence with tolterodine. There were statistically significant decreases in the number of urge incontinence episodes in

patients treated with solifenacin 5 mg (-1.41, P= 0.002) and 10 mg (-1.36, P= 0.0028).

1日の尿意切迫感の平均回数と、尿失禁の平均回数は、プラセボ群(-0.62回/日)と比較して、トルテロジン群では統計学的有意差はなく減少した。ソリフェナシン5mgと10mg群では、5mgが-1.41回/日、10mgが-1.36回/日とそれぞれ有意差をもって減少した。

 

Solifenacin also produced statistically significant reductions in all incontinence episodes (5 mg, -1.42,P=.008; and 10 mg, -1.45, P= 0.0038).

ソリフェナシンはまた、すべての尿失禁の回数を優位に減らした。(5mgで-1.42回、10mgで-1.36回)

 

the change in mean number of voids/24 h and the percentage change from baseline in each of the four treatment groups. Compared with the change in the placebo group (1.20, -8%), each of the three active treatments was associated with a statistically significant reduction in the mean number of daily voids.

1日の排尿平均回数は、3つの治療群すべてで優位に減少した。

 

Change from baseline in mean volume voided/void is also shown in Table 2;

compared with the change in the placebo group (7.4 mL) there were statistically significant increases of 24.4 mL (+20.3%) with tolterodine 2 mg twice daily 32.9 mL (+25.1%) with solifenacin 5 mg once daily, and 39.2 mL (+29.0%; all P < 0.001) with solifenacin 10 mg once daily.

平均尿量の変化は、プラセボ群(7.4ml) と比較して、トルテロジン群で24.4ml (+20.3%)、ソリフェナシン5mg群で32.9ml (+25.1%)、10mg群で39.2ml (+29%)と優位に増加した。

c 副作用は 

the incidence of dry mouth was lowest in patients treated with solifenacin 5 mg (14%) and most of these cases (80%) were mild. Constipation, predominantly mild or moderate in all groups,

was reported in 7.2% and 7.8% of patients treated with solifenacin 5 and 10 mg,

respectively, in 2.6% of patients treated with tolterodine and in 1.9% of placebo patients. Blurred vision (mild in most cases) was reported in 3.6% of patients receiving solifenacin 5 mg, 5.6% receiving solifenacin 10 mg, 1.5% receiving tolterodine and 2.6% receiving placebo.

口渇はソリフェナシン5mg群で14%と最も少なく、80%のケース

便秘はすべての群で、mild からmoderateであり、ソリフェナシン5mg群で7.2%、10mg群で7.8%、トルテロジン群で2.6%、プラセボ群で1.9%であった。目のかすみはたいていのケースでmildであったが、ソリフェナシン5mg群で3.6%、10mg群で5.6%、トルテロジン群で1.5%、プラセボ群で2.6%であった。

 

f:id:jyoutoubyouinsougounaika:20170323061718p:plain

これが、結果の一覧。

ただ、プラセボでもベースラインより良くなっているように見える。。

 

 

C臨床にこの結果はどのように応用できるか? 

確かにソリフェナシン(ベシケア)は効果があるように見える。ただ若い人が多い。さらに尿意切迫の回数が多い。普段自分たちが診ている高齢者にはそのまま適応できない。また口渇などの副作用も高齢者はより出やすいかもしれない。高齢者では認知症も多いため使いにくい。高齢者や男性では特に尿閉のリスクも高いはずだが副作用として検討していない。。。さらにITT解析ではなく製薬会社のstudyでもあり、有意差が出やすくなっているかもしれない。

Up to Dateでも、筋トレや生活指導でも改善しない場合の薬物療法としては抗コリン薬が推奨されている。

ただ、下記のsystematic reviewでも効果はあるが限定的と記載。

Benefits and harms of pharmacologic treatment for urinary incontinence in women: a systematic review. - PubMed - NCBI

比較的若年者で副作用を慎重にモニタリング出来、生活指導や筋トレでも改善が難しい場合の選択肢としては抗コリン薬を考えても良いと思われる。

 

此処から先は個人的な意見。プラセボでもベースラインより良くなる。抗コリン薬の副作用を考えれば、まず漢方薬を試すのもあり??