医学論文査読のお作法(最近、読んだ医学書で一番のヒット)
最近、読んだ医学書で一番のヒットは、こちらの査読の本です。
基本的には福原先生の臨床研究の道標を先に読んでから、読むことをお勧めします。
PCR-connectで授業してくださった大前先生の著書ですが査読に限らず論文を書くのにも使えてめっちゃお勧めです。これは研究するかたなら買いですね。
もともと福原先生が提唱していたFIRM2NESSは以下の通りです。
FIRM2NESS
F:Feasible(実施可能性があり)
I:Interesting(真に興味・関心のあるテーマで)
R:Relevant(切実な問題で)
M:Modifiable(要因やアウトカムが改善可能な)
M:Measurable(測定可能な・可視化できていて)
N:Novel(新奇性があり)
E:Ethical(倫理的で)
S:Specific(具体的で・絞り込まれている)
S:Structured(構造化された)
これは臨床研究の道標に詳細に解説されていますので、臨床研究をするかたは基本的には必読かと思われます。
今回はそれを改変し査読ようにPIONEERチェックを提唱されています。
Potential 潜在性
Interesting 興味深さ
Original 独創性
Novel 新奇性
Effective 効果の大きさ
Ethical 倫理性
Relevant 切実性
査読に限らず、実際に論文を書くときの注意点なども詳細に解説されており、臨床研究をするかたには福原先生の本とセットで必読かと思われます。