コミュニティホスピタリスト@奈良 

市立奈良病院総合診療科の森川暢が管理しているブログです。GIMと家庭医療を融合させ、地域医療に貢献するコミュニティホスピタリストを目指しています!!!

2021年振り返り

2021年の振り返りをします。

今回は、今年はじめの展望を元に考えます。

点数もつけていきます。

 

・臨床

引き続き、臨床は今まで通りがんばりますが、高岸先生が来てくださるので今まで以上に膠原病を診る機会が増えるでしょうね。アップデートをしていきたいです。

 

→高岸先生が来てくださってからリウマチ膠原病領域、血液内科、GIM全般が明らかに強化されました。私自身が一番、勉強になっており本当にありがたい限りです。

 

点数:90点(ただし自分の努力ではないが。)

 

 

・臨床研究

とにかく英語原著論文を書くことです。大学院の英語原著論文は当然、今年中にアクセプトを目指しますが、他にも英語論文にトライしてみたいです。

症例報告を含めて5つのfirst authorを目指します。

初夢も英語論文書けという神からの思し召しでしょうか。

メンターからも年賀状で臨床研究しろと手紙が届きました。

コロナで大変ですが、それでいくつか論文書きたいです(ちなみに昨年の日本語のほぼ初めての原著論文もコロナでした。)

 

→これは本当に全然。。結局アクセプト出来ず。。

ただ、ようやっと大学院の博士論文が指導医に、おんぶにだっこ状態で投稿までこぎつけ、さらにJPCA学術大会で自分でデータ収集から計画まで自院で行った、臨床研究の発表が出来たりと多少の成果はあったかも。。

あまりにも遅い道のりですが、それでも進んでいきいます。

 

点数:50-60点(目標の達成はできず、最低限のみ)

 

 

・教育

まずは地域医療のススメ奈良の教育を充実させることですね。これは僕ひとりではできないので、他の指導医と引き続き頑張ります。

→これはどこまで出来たのか。。悩むところもありますが、引き続きがんばります。ただ、高岸先生が来てくださってから朝のカンファレンスおよび外来カンファレンスでGIM,的な視点でのフィードバックがかかるようになったのはよいですね。今後は家庭医療領域の教育が課題ですかね。。

 

点数:75点(GIM領域は強化されたが他の領域は課題が多い)

 

・JAPEP

学会の公認の誤嚥性肺炎教育プロジェクトであるJAPEP。昨年にスタートアップセミナーが出来ましたが、今年は本格的なセミナーの開催を目指します。素晴らしいメンバーに恵まれてありがたいですが、それに甘えすぎずに頑張ります。

→これは本当にメンバーの皆様のおかげで、年末にセミナーを行うことが出来ました。まだ、通過地点ですが引き続き頑張っていきます。

 

点数:85-90点(メンバーの皆様の努力の成果。私自身はリーダーとして未熟さを感じるところが。。)

 

 

・執筆

2020年に出版予定の本が

単著1つ

編著(ほぼ単著)1つ

編著 4つ

 

→これも結局、大学院の博士論文に注力した結果、目標の達成は出来ず。

誤嚥性肺炎ただいま回診中と総合診療×心療内科 心身症の一歩進んだ診かたを出版出来たのはよかった。

また、治療 2021年8月号 特集 「21世紀適々斎塾流! いつもの診療にプラスする家庭医療実践」、総合診療 2021年 5月号 臨床医のための 進化するアウトプット 学術論文からオンライン勉強会、SNSまで、の編集にも関わらせていただきました。

 

本来ならば2021年に出版したかった単著と、編著が1冊ずつあったのですが、これは出版出来ず。。

 

少なくとも、多くの執筆者を巻き込んでいる某大手出版社の案件を遅らせてしまったのは痛恨の極みであり、本当に申し訳ないとしかいいようがない。。

 

点数:65-70点(最低限の点数のみ。。)

 

 

こう、振り返ってみると2021年は目標の達成がほとんど出来ていないような。。

特に、研究と執筆は厳しいような。。

ただ、やはり臨床しながら執筆と研究、教育をこなすことがちょっと無理な気はしてきました。。

可能な限り隙間時間を有効利用する必要はあるような。。

 

・読書

その意味では読書はそれなりに出来たかも。基本的にはアマゾンのAudibleで駅から病院まで歩く時間を使って歩きながら聞いていました。

・イシューからはじめよ

・ビッグクエスチョン

・銃 病原菌 鉄

生命科学的思考

・父が娘に語る経済の話

・世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

・若い読者に贈る若い美しい生物学

・死とはなにか「DEATH」

・ホモデウス

ホモサピエンス

・21 Lessons

・進化のからくり

・人新生の資本論(これは紙の本)

 

一部、2020年のが混じっているかもですが。。

ただ、医学書は今年はあまり読めなかったかもな。。

基本的に医学書は電車の中で読むようにしています。

2021年度は臨床研究の本をもっと読まないといけないですね。

 

 

 

来年度の目標は2021年になってから記載します。

 

ただ、個人的には下記の自分が編集に関わった雑誌の特集の中島先生のアウトプット術が忙しい臨床医としては非常に参考になりました。

来年度はもっと、アウトプットに勤しまないとですね。