コミュニティホスピタリスト@奈良 

市立奈良病院総合診療科の森川暢が管理しているブログです。GIMと家庭医療を融合させ、地域医療に貢献するコミュニティホスピタリストを目指しています!!!

スピリチュアルペインについて

緩和ケアではトータルペインが有名ですが、

総合診療医としてはBPSモデルにスピリチュアルペインという考え方がわかりやすいですね。

 

かごしま緩和ケア・ネットワーク:スピリチュアルな痛みの構造

 

  1. 時間存在
    将来があるから現在の自己の存在が認識される
  2. 関係存在
    人の存在は他者から与えられる
    他人から認識されることによって自己の存在を体感できる
  3. 自律存在
    自律:自己決定することができる存在
    自律は、たとえ、ひとりでトイレに行けなくても、排泄方法を選択できる。

 

 スピリチュアルペインは時間存在、関係存在、自律存在に分けられる

 BPSは介入しやすいが、スピリチュアルペインは介入しにくいし、よくならないこともある。

しかし、医師と患者の関係でケアをできることはある。

自律している存在であることが重要

自己決定できるように