ホスピタリストによる救急外来の入院待ち患者への介入が入院期間を減少させる
目的:ERから入院する患者を早期にホスピタリストチームが介入することとER滞在時間との関係を調べる
デザイン:後ろ向きの cross-sectional study
都会の単施設の大病院で行った(ジョンズホプキンス大学病院)
P:ERからGIMチームに入院する患者を対象
入院するまで2時間かかる患者を対象
I:入院するまでに専属のホスピタリストチーム(ホスピタリスト+NP+看護師)が継続的なケアを、入院待ち患者に提供する
C:通常のケア
O:入院期間
secondory ER来院から入院までの期間 30日後の再入院率
coverd ⇒ホスピタリストが入院待ち患者に介入
noncorver⇒入院待ち患者だが介入しない
non border⇒入院待ちをしていない
これらを後ろ向きに電子カルテのデータから解析した。
年齢、人種、性別、保険、診断、退院時のディスポジションは3郡でベースラインは同等である
結果
入院期間及び、ER滞在時間は減少。
再入院率も著変なし。
●感想
マンパワーがありさらに、セクショナリズムが強い米国の大病院ならではの事情が反映された研究。
日本だと専属のホスピタリストを配置することも困難だろう。
その反面、ERから入院チームが早期に介入することは確かに有用と思われる。
日本だと、ERにGIMチームが降りてくるイメージか。。
質改善をそのまま研究にしたという意味では病院総合医にとっても有益な研究か