コミュニティホスピタリスト@奈良 

市立奈良病院総合診療科の森川暢が管理しているブログです。GIMと家庭医療を融合させ、地域医療に貢献するコミュニティホスピタリストを目指しています!!!

症例カンファ 2018年 1月25日

 

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本日は症例カンファでした。

若年女性の有痛性片側性下腿浮腫の症例でした。

片側性下腿浮腫では、DVT、感染、炎症(ベーカー嚢胞破裂)を考える。

身体所見が大切で、局在していない、発赤が乏しい場合は、感染よりもDVTを積極的に考える。

2-point echoが陰性でもDVTの事前確率が高いのであれば、積極的にwhole echoを行うべきなど、学びが多かったです。

また妊婦のDVTには、ワーファリン、DOACは催奇形性の問題で使用すべきではなく、ヘパリンのみ使用可能と学びました。