〇呼吸器身体診察
●COPDの身体所見では、胸鎖乳突筋肥大や、期間短縮、ビア樽胸など視診だけで診断出来ることもある。
打診上の鼓音や心尖拍動の内側化など。
COPDでは胸鎖乳突筋が目立つが肺線維症では内斜角筋が目立つ。
副鼻腔気管支症候群を念頭に置いたら中葉舌区を意識して、前のほうを特によく聞く。
〇肺胞呼吸音領域でも気管支音(呼気のほうがよく聞こえる)
大きな高調な音が肺というフィルターで除外されて低音である呼吸音だけが聞こえる。
気管支音化が、胸水、無気肺、間質性肺炎などによって肺というフィルターを介さなくなる、⇒気管支音化される。
Early inspiratory crakclesは口から聞く⇒あれば重症のCOPDを示唆。
Coarse crakclesは水疱音なので、水に空気が入ってブクブクする音。
肺炎の治癒過程で線維化すると、CracklesはFine cracklesに近くなる。
Wheezeは単音声と多音声に分かれる。
単音声 吸気で聴取する音が高く済んでいる 少ない気管の狭窄。
多音声 音が濁っている 多い気管の狭窄 多い気管の狭窄。 ⇒コンサートの練習の時の低調な音。