コミュニティホスピタリスト@奈良 

市立奈良病院総合診療科の森川暢が管理しているブログです。GIMと家庭医療を融合させ、地域医療に貢献するコミュニティホスピタリストを目指しています!!!

医師がマネージメントや経営を勉強すること

 

1年間、CFMDのフェローシップに通いながら、裴 英洙先生の私塾(通称ハイゼミ)に通って経営を少し勉強させて頂きました。

先日は、ハイゼミのラストでした。

ゼミの仲間と一緒にディスカッションできたことは、本当に良い思い出です。

医師は、学生時代はマネージメントを学ぶことは少ないですが、指導医になればなるほどマネージメントの要素が増えてくると思います。

例えば、非医療者のサラリーマンの方も、課長になったときは「はじめて課長になったら読む本」的なハウツー本を読むとのことですが、医師も指導医になったら、そのような本を読む必要があるのかもしれません。

個人的には経営を少しかじったので、SWOT分析などをリクルート活動に使えたりするなとか思ったりしています。

また、それとは別に日本ならではの事情があります。

日本では病院長は医師しかなれないという特殊な状況があります。

つまり、医師は経営の素人にも関わらず、ある日を境に、突然経営を行う必要があるということです。

そのような事情を考えれば、若い頃に経営に触れておくことは大切かもしれません。

私も、自分が何か語れるほど詳しいわけではないのですが、裴先生やゼミ生の仲間、そしてCFMDフェローシップの活動を通じて勉強できたことは本当に幸運でした。

特に、総合診療医と経営・マネージメントは相性が良いように思うので、そのようなフェローシップが出来れば良いなとも考えています。