P:18歳以上の成人で 外来で予定の血液ガスを受けに来た患者。
レイノー、CREST症候群がある人は除外
I:アイスパックで3分間冷やしてから血液ガスを採取する
C:普通に血液ガスを採取する
O ビジュアルアナログスケールによる痛みの評価 100-mm visual analog scale.
動脈血液ガスを受けたかどうかで層別化。
ランダム化はされている。
ベースラインは同等。
両郡とも23Gの針を使用している。
フォローアップはされている。
サンプルサイズ 合計 80人以上必要と計算⇒足りている
〇結果
Subjects pretreated with ice reported less pain from arterial puncture compared with subjects in the control group (mean visual analog scale 13.8 ± 16.9 vs 25 ± 23 mm, P = .01; median visual analog scale 7 mm, interquartile range (IQR) 1.5-19 vs 20 mm, IQR 4.5-38.5 mm, P = .01).
アイスパックで明らかに痛みは軽減している。
副作用としてはアイスパックを3分間冷やすのを我慢できなかった人がいた。
〇解釈
面白い論文だが、米国では採血の専門職がやっているのでレベルが高いので解釈が必要かもしれない。
あとは救急の現場ではないので、急いでいる状況では適応が出来ないかもしれない。
ただ、発想自体は面白い。