http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1800965
P 米国内科研修プログラム
I 2011 年に米国卒後医学教育認定評議会(ACGME)によって定められた標準的な勤務時間方針で実施する群(標準郡)
C シフト時間やシフト間の義務的休息時間に規定を設けないより柔軟な方針で実施する群(フレキシブル郡)
O 教育的な経験、活動の観察、調査、試験点数
〇ベースライン
教育機会は両郡で変わりない
〇プログラムへの不満に関しては、フレキシブル郡のほうがむしろ多い。
〇プログラム責任者に関しては、フレキシブル郡のほうが不満が少ない
〇感想
日本も労基の影響で、残業が出来ない流れが加速している。現在の日本では、残業はとくに問題視されていない。むしろ残業をしないことで、教育機会が失われるのではないかという不安も。この結果だけをみると、プログラム責任者は融通を利かしてやるほうが満足度は高いが、一番大切な当の研修医の満足度はむしろ残業時間などを制限したほうが高くなるのではという可能性も。