コミュニティホスピタリスト@奈良 

市立奈良病院総合診療科の森川暢が管理しているブログです。GIMと家庭医療を融合させ、地域医療に貢献するコミュニティホスピタリストを目指しています!!!

RCT読みかた レクチャー

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本日は、RCTの読みかたでした。

プロジェクターの故障などトラブルがあり、ホワイトボードで。

意図した通りには、全くできなかったですが、PICOを説明。

真のアウトカムとPrimary outcomeの違いなど、アウトカムについて深く理解できたのは、個人的には良かったところです。

 

Patient

Intervention

Comparison

Outcome

 

臨床試験の基本は、比較である。

RCTを見るときは、除外されている患者を必ず確認する。どれだけ良い結果があっても、そもそもRCTの患者群は目の前の患者と違う可能性がある。

基本的に、薬を使わないことと比べることは難しいので、プラセボを使う。

真のアウトカムが大切。真のアウトカムは患者にとって切実なアウトカム。たとえHbA1cが下がっても、死亡率が上がるのでは本末転棟。

HbA1cは、あくまで代理アウトカム。

不整脈薬で不整脈が減っても、死亡率が増加するのであれば、それもまた本末転倒。。

Primary outcomeは試験をデザインをする人が意図して作るものであり、真のアウトカムではないこともある。

Primary outocomeがHbA1cの低下とデザインしてもよい。

血糖降下薬は基本的に、小血管病変の予防を期待して使う。

糖尿病の患者に心血管イベントを低下することを期待するならば、つかう血糖降下薬は基本的にメトホルミンになる。

SUは心血管イベントを増加させるかもしれない。

目の前の患者に、この薬を使うことで、どのようなアウトカムが期待されるかを意識しながら使うことが肝要。