P 待機的に、片側の初回または再置換で、THA or TKAを受ける患者
除外 過去3か月に下肢の骨折、 癌のメタ
I 術後すぐにリバロキサバン10㎎1日1回投与を開始し術後5日まで継続→術後6日目からアスピリン81㎎ し追加で9日間投与(THAでは追加で30日間投与)
C 術後すぐにリバロキサバン10㎎1日1回投与を開始しそのままリバロキサバンを継続し、追加で9日間投与(THAでは追加で30日間投与)
O primary outcome:症候性VTE(近位DVTと肺塞栓)
primary safety outcome:出血(大出血、大出血ではないが臨床的に問題となる出血)
study design
多施設の前向き大規模RCT double blind
割付をしらない第三者が解析
サンプルサイズは3426人で計算→足りてる
ベースラインはほぼ同等か 平均62歳前後
〇結果
→アスピリン郡はリバロキサバン郡に非劣性。
臨床的に問題になる出血も変わりなし。
〇感想
筆者もlimitationで触れているが、出血に関してはリバロキサバンとアスピリンで同じくらいとは言えないかもしれない。
しかし、VTE予防に関しては非劣性と言えるかもしれない。
今後の追試が待たれるが、DOACを予防投与する場合、アスピリンに変更するのはリーズナブルかもしれない。
なお、リバロキサバンは日本では整形術後の予防の適応はない。