P:GOLD分類でStage1-2のCOPDの40-85歳の患者
4週間以内に急性増悪を起こしていたり、重大な肺疾患(肺癌etc)、喘息、重度の全身疾患は除外
I :チオトロピウム(スピリーバ) 18μg を1日1回吸入し
C:プラセボを1日1回吸入
O:
primary endpoint
ベースラインに比較したFEV1の変化
secondory endpoint:
ベースラインに比較したFEV1の24ヶ月の変化
ベースラインに比較したFVCの24ヶ月の変化
%FEV1の1年間の低下率
30日から24ヶ月のFEV1%の変化率
CATスコアの変化
CCQスコアの変化
mMRCスコアの変化
COPD急性増悪の期間と重症度
COPD急性増悪がはじめて起こるまでの期間
レスキューの使用
⇒ランダムな割り付け、 中央割り付け、blockで割り付け 施設毎に層別化
ベースラインに差はない
平均63-64歳 40%も現在も喫煙。。。
脱落を35%と仮定 400人と推定。
→数は足りていそう。
・FEV1の変化量⇒介入で157ml(95%CI 123-192ml)改善(P<0.001)
FVCも介入群で高値の傾向 P<0.05
⇒FEV1の減少もチオトロピウム群で少ない傾向
⇒重度な副作用は有意差なし
●どうするか?
市中でスクリーニングしたCOPDの患者。
本人の治療の意思は確認していない。
プライマリーアウトカムの呼吸機能の改善なので、微妙。。
10人に1人に急性増悪を防げるならよいが。。
しかしGOLDの1-2でこんなに急性増悪するのか?
プラセボは40%近くが急性増悪。急性増悪が多すぎる印象。中国だから??
急性増悪の定義は??
自覚症状がない人に吸入薬を吸わせるのは無理があるのでは?
試験に同意した人という時点でセレクションバイアスがある。
遵守できるかは別問題。。