P 18歳以上のDKA患者 1型、2型問わず pH 6.9-7.2
exclusion
e.g. end stage renal failure or lactic acidosis, if severely
ill and in need of inotropic or ventilatory support,
and if more than 1 l of resuscitation fluid was
administered before enrolment
I 乳酸リンゲル使用
C 生理食塩水しよう
O pHの正常化
ダブルブラインド
他施設研究
RCT
ブロック法でランダム化
施設毎に層別化を行っている
90%の検出力で計算 74人必要⇒数は足りてない
ベースラインで大きな違いなし
結果
乳酸リンゲルでpHの正常化は早い傾向にあるが有意差なし
The median time to reach a venous pH of 7.32 for the 0.9% sodium chloride
solution was 683 min (95% CI 378–988) (IQR:435–1095 min) and for Ringer’s lactate solution540 min (95% CI 184–896) (IQR: 300–940). The log rank analysis did not indicate a significant difference between the two treatment groups (P = 0.251).
血糖の正常化は生理食塩水のほうが早い傾向 (HR: 0.38, 95% CI 0.175–0.826,
P = 0.014) (Figure 3). 有意差あり
他、クロライドを含め特に差はない。
●結果をどう解釈するか
DKAであれがアニオンギャップ正常化を指標に治療するが、アウトカムがAGではなくpHである点が残念。
理想はケトン体をアウトカムにすることだが、臨床的にはAGで代用している。
サンプルサイズが足りないので、乳酸リンゲルのほうが優れているのかもしれないが、このスタディだけではなんとも言えない。
ただ、個人的にはDKAであれば最初は生理食塩水を使うけど、その後はラクテックにすることが多いです。