第1世代セフェム~第3世代セフェムになるにつれてGNRに対するスペクトラムが広くなる。
第1世代セフェムはMSSAの特効薬
SPACE
Serratia(セラチア), Pseudomonas(緑膿菌), Acinetobacter(アシネトバクター), Citrobacter(サイトロバクター), Enterobacter(エンテロバクター)
■第3世代セフェム
スペクトラムを広げた代わりに抗菌力を犠牲にしている
ペニシリンや①②世代セフェムにはやや劣る(臨床的には違いはないかも、椎体炎など長期疾患では違いは出るかも)
■ESBL
もともとペニシリナーゼ(classA)
ペニシリナーゼ遺伝子の突然変異で第3世代以降に耐性
プラスミド性に伝播する
1st:カルバペネム
※ペニシリナーゼの遺伝子変異なのでSBTやTAZなどのペニシリナーゼ阻害薬で抑制できる可能性がある
■ampC=セファロスポリナーゼ大量産生株
普段は多く産生されないが、広域抗生剤の長期投与にて大量に産生する株が選択的に生き残り、増殖する
これは③④世代セファロスポリンを分解する
1st:カルバペネム
※④世代セフェムの方がまだ安定性がいいから効くかもしれない(カルバペネム温存という意味でも)