今日は呼吸困難のフレームについて話をしました。
呼吸困難ではまず気道の問題を除外すべきです。特に上気道閉塞は知識的になりえます。突然の呼吸困難では真っ先に除外すべきです。
それ以外のフレームは下記になります。
A irway(気道)
B reath(肺)
V entilation(換気不全)
C ardio(心臓)
DKA(アシドーシス)
Defficiency of anemia(貧血)
病歴も重要ですが、相対的にバイタルと聴診と血液ガスが重要になってきます。
当然ですが気道も問題では喘鳴やストライダーの有無を確認します。
SpO2が保たれた呼吸困難ではアシドーシスと貧血、CO中毒を考えます。
CO2が上昇した呼吸困難では気道の問題と換気不全を考えます。
問診において重要なのはReview of systemsの聴取で上記のどのフレームに所属するかを考えることです。
代表的なROSは下記のとおりです。
A irway(気道) 窒息 痰づまり 異物 アナフィラキシー(下痢、皮疹、アレルゲン摂取)
B reath(肺) 咳嗽・喀痰・血痰・吸気時の胸痛
V entilation(換気不全) 脱力・痺れ・嚥下困難・複視
C ardio(心臓) 夜間発作性呼吸困難・起座呼吸・胸痛・動悸・浮腫・体重増加
DKA(アシドーシス) インスリン・アルコール・糖尿病・口渇・多飲・多尿
Defficiency of anemia(貧血) 黒色便・血便・出血素因