症例カンファ祭りでしたね。
やはり、思考過程を皆で共有するのは勉強になりますね。
朝は若年女性のLVFXに不応性の2週間の発熱。
当初上気道症状が先行。現在は咽頭痛が強い。 頸部リンパ節軽度腫大 肝脾腫なし
鑑別は??
LVFX不応性であることより一般細菌感染症の可能性は下がる。
LVFX耐性菌 しかしfocusは乏しい。。 IE r/o必要か。
造影CTでは明らかな膿瘍なし。
WBCは好中球有意に増加 12000前後 CRP:11 血沈90
軽度の肝機能障害?
若年女性の発熱ではSLE考えるが、L/Dが合わない。SLEの症状も乏しい。
Still?? 皮疹・関節痛なし あまりらしくはないがフェリチン提出。
そして若年女性の発熱で忘れてはならないのは、あの疾患。
じつは血圧左右差が再現性を持ってあり(SBP:15mm Hgの差)
造影ctでは大動脈弓が少しモヤモヤ?? はっきりしない。
あと忘れてはならないのはLVFXの薬剤熱。LVFX中止したら症状改善するかもしれない。
ひとまずLVFX中止してフォロー。当然血培はチェック。発熱継続するならあの疾患として紹介⇒PETの流れか。
さらに本日の初診外来では若い女性の頸部リンパ節腫脹+発熱。こちらは、あの疾患を考えフォローすることにしました。
午後からは志水先生回診。
獨協で経験された興味深い症例を共有してくださりました。
詳細は言えませんが、臨床の奥深さを経験できました。
あの疾患かと思ったら、まさかのあの疾患という流れ。
GIMとして診断を考えるのは、やり甲斐である。
その原点に立ち返った一日でした。