コミュニティホスピタリスト@東京城東  

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ジャーナル流し読み 2017年1月30日 

米国で医療費がかかる疾患について

Spending on US Health Care, 1996-2013 | Health Care Economics, Insurance, Payment | JAMA | The JAMA Network

1996年から2013年までの政府予算、保険請求、施設調査、世帯調査、および米国の公式記録を収集し、結合した。 後ろ向き研究。

○研究手法

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最も2013年に医療費が高額だったのはDM、次に虚血性心疾患、腰部・頚部痛、高血圧の治療、転倒

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1996~2013年にかけて、糖尿病と腰部・頸部痛とで医療費増大が大きい、

他には、高血圧・脂質異常症うつ病・転倒など。

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○コメント

やはり生活習慣病にはお金がかかる。日本も同様の傾向だろう。。。

日本では、当然糖尿病の医療費は高そう(特にDPP-Ⅳ)、高血圧にかかる医療費が高い気がする(特にARB

 

 

 

 

Fish Oil–Derived Fatty Acids in Pregnancy and Wheeze and Asthma in Offspring

http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1503734

 

P 妊娠 24 週の女性

I n–3 系 LCPUFA(魚油)2.4 g/日を摂取

C プラセボ

O  primary  新生児の持続性の喘鳴または喘息

    secondory 下気道感染,喘息急性増悪,湿疹,アレルギーの感作

 前向きのRCT 担当医にも最初はブラインド

新生児 695 例が組み入れ。95.5%が 3 年間の追跡を追跡

 

○持続性の喘鳴または喘息

n-3群  16.9%

プラセボ 23.7%

(ハザード比 0.69,95%信頼区間 [CI] 0.49~0.97,P=0.035)⇒NNT:14.7

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サブルグープ解析では、ベースラインの血中のDHAEPAの値が低いほど有効

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結果のまとめ

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なお、副作用の記載は特になし

 

 

○コメント

確かに効果がありそう。。

N-3脂肪酸EPADHAがメイン。

日本でもサプリメントが売られている。

DHA・EPAサプリ完全攻略【人気の15商品を徹底調査】

今後、妊婦では葉酸だけでなくこのようなサプリの摂取も推奨される??

 

 

 

 

Comparison of risk scoring systems for patients presenting with upper gastrointestinal bleeding: international multicentre prospective study | The BMJ

欧州・北米・アジア・オセアニアおいて、2014年3月~2015年3月の12ヵ月間にわたり上部消化管出血患者連続3,012例について評価した前向きの多施設研究

 

内視鏡検査前のリスク評価スコア(admission Rockall、AIMS65、Glasgow Blatchford)と内視鏡検査後のリスク評価スコア(full Rockall、progetto nazionale emorragia digestive[PNED])を比較した。

 

○アウトカム

複合エンドポイント(輸血、内視鏡治療、介入術、30日死亡)、内視鏡治療、30日死亡、再出血、入院期間。

 

 

○結果

介入(輸血、内視鏡的治療、血管内治療または手術)または30日死亡予測におけるスコアの比較⇒Glasgow Blatchrofd scoreが最も優れる傾向

 

GBS 1点以下が、介入不要で生存することを予測する最適のスコア(感度98.6%、特異度34.6%)。

Fig 1 Comparisons of scores in prediction of need for any intervention (transfusion, endoscopic treatment, interventional radiology or surgery) or 30 day mortality (n=1704). All figures compare patients with complete data for all compared scores. AUROC=area under the receiver operating characteristic curve

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Fig 3 Comparisons of scores in prediction of 30 day mortality (n=1707). AUROC=area under the receiver operating characteristic curv

死亡率の予測には、PNEDおよびAIMS65が優れる傾向

 

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○結論

Glasgow Blatchfordスコアは、病院での介入の必要性または死亡率を予測する際に高い精度を有する。同スコア 1以下は、患者を患者を外来で管理できるかの最適な閾値となる。

 

http://www.jges.net/app/webroot/files/uploads/pdf/gideline201506.pdf

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https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/10.1001/jama.2016.19425

Effect of Longer-Interval vs Standard Dosing of Zoledronic Acid on Skeletal Events in Patients With Bone Metastases

P  年齢18歳以上かつ1つ以上の骨転移を有する転移性乳がん or 転移性前立腺がん or多発性骨髄腫の患者

I  ゾレドロン酸を12週毎に投与

C ゾレドロン酸を4週毎に投与

O   primary outdome

少なくとも1つの骨関連事象を有する患者の割合であった(臨床的骨折、脊髄圧迫、放射線治療または手術)

 

米国の269の施設で実施された無作為化された、オープンラベルの臨床試験

 1822人の患者を対象 非劣性試験

 

○結果

primary outcome

12週投与群28.6%(253例)

4週投与群は29.5%(260例)

12週投与群の4週投与群に対する非劣性が確認(p<0.001)

 

疼痛スコア、パフォーマンスステータス、顎骨壊死の発生率、および腎機能障害も有意差は無かった。

 

 

○結論

http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00060836.pdf

日本の添付文章でもゾメタのこれらの患者への投与は3~4週ごとに4mgを点滴静注と記載。

これらの患者へのゾレンドロン酸の12週投与は許容されるかも