本日はスタッフ本橋の高Ca血症のレクチャーでした!
教科書的には、副甲状腺機能亢進および悪性腫瘍が一番多い。
しかし、実際にはビタミンDが最も多い。次が悪性腫瘍、副甲状腺機能亢進症は稀。
まずは薬剤をチェック。活性型ビタミンDが何より大切。
日本の活性型ビタミンDは量が多い。アルファカルシドール1μgは多い印象。
高齢者、腎機能障害は特にリスク。
さらにMgやCaを併用すれば、リスクが高くなる。
Caが高ければ必ずPをチェック。Pが低下していればインタクトPTHおよびPTHrpをチェック。
全例でPTH,PTHrpはチェックしなくても良いかもしれない。
活性型ビタミンDやカルシウムを内服していればまずは生理食塩水で治療。
それで数日で正常になれば、薬剤性と言える。しかし、それでもCa高値が継続すれば他の原因をチェック。
原因が分からなければ、全身疾患で肉芽腫性疾患をチェック。