志水先生回診でHOCMのフィジカルについて教えていただきました。
バルサルバ法 or 立位では静脈還流が低下
⇒それで音が大きくなるのがHOCM Asでは音は小さくなる。
つまり前負荷が減ることで、SAMが悪化⇒圧格差がより大きくなるのが特徴
ハンドグリップでは後負荷が増加。
⇒HOCM, ASで音が小さくなる。
Asと違い頸部に放散しない
頸動脈の拍動はAsでは遅脈・小脈だが、HOCMでは最初に大きな波があり、次に小さい波があるという2峰性の脈。
さらに心壁肥厚を反映し、4音を合併する
2峰性脈+4音で、3peakの心尖拍動になる。
さらに圧自体も大きいので、心尖拍動も強くなる
またMRの合併も必発。
SAMによりMRが起こるため。
Asのダイヤモンド型の心音とは違い、pan systoric murmurがベースに駆出性雑音になる