ネタバレ注意
65歳男性。 徐々に呼吸苦と下腿浮腫出現。失神して来院。
JVD++ C-V wave あり。 ejection murmur+pan systoric murmur
ここまでは心不全の病歴。特にTRが疑われ、右心不全が疑われる。
ただ、おかしいのは顎下リンパ節が腫れていて、さらに縦隔リンパ節も腫れている。
CTでは、lung edema著明
エコーでは心肥大著明。 TRとMRあり。
さらに除脈
First impressionはサルコイドーシス。普通の心不全だけでは、縦隔リンパ節腫脹説明できない。除脈を伴う心病変も当てはまるし、変な縦隔リンパ節腫脹も説明できる。
ただしACEは陰性
リンパ腫が鑑別。これは分かるが、ちょっと心病変強い。
Castele manも鑑別に挙がると。ここは勉強になった。確かに挙がるかもしれない。ただ、いまいち当てはまらないところも多い。心病変も、説明できない。
結局、リンパ節生検査でサルコイドーシス。
ACE-I内服しており、ACEは偽陰性⇒ここは、へーって感じで勉強になった。
サルコイドーシスで右心不全をきたすこともあるとのこと。