コミュニティホスピタリスト@奈良 

市立奈良病院総合診療科の森川暢が管理しているブログです。GIMと家庭医療を融合させ、地域医療に貢献するコミュニティホスピタリストを目指しています!!!

徳田先生カンファ 2016年 7月12日

原因不明のpolyneuropathy疑い
キノロンやスタチンは末梢神経障害をきたしうる。
・感覚優位の末梢神経障害では中毒も考える。
・パラネオプラスティックな末梢神経障害はCTで検出されないような小さな悪性腫瘍でもおこしうる
・末梢神経障害をきたした後に悪性腫瘍が見つかることもある(5年はOK)
・アルコールによる末梢神経障害は多い。アルコール飲酒量は少なめに申告することもある。
・polyneuropathyの原因は『DANG THERAPIST』
D:Diabetes
A: Amyloid,Alcohol
N: Nutritional(B12, B1 def, B6 excess)
G: Guillain-Barrea,(CIDP)
T: Toxic(matals(arsenic), alcohol, chemotheraphy)
H: Hereditary
E: Endocrine
R: Recurrent
A: Autoimmune(lupus, polyarteritis)
P: Porphyria
I: Idiopathic/Infectious(CMV,HIV,Lyme)
S: Sarcoid
T: Tumor(paraneoplastic=due to toxin or antibody made by tumor)

 

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